「少し調べれば誰でもわかる」一部サポの名古屋戦の暴力行為を否定していた発表を撤回した浦和レッズの杜撰な対応に批判が殺到
「騒ぎが大きくなっちゃったからという後手の対応であることに変わりはない」
「クラブがもみ消していると言われても仕方ないやろこんなん」
「暴力行為は認められなかったといった社長はどう責任取るのかな?」
「第一報で逃げ切れなかったことに対する言い訳が凄い。JFA“様”に怒られたので仕方ないですね、どんまい。これからも自浄作用は期待できそうもありませんねえ」
「暴力行為はないなどと、少し調べれば誰でもわかることをせずに、殆ど処罰にならない処罰を堂々と発表する意識の低さ。クラブの責任だよ」
「然るべき面々は名前を出して、入場場所には写真を貼っておくぐらいするべき。劇場などの出禁はそれぐらい普通にするよ」
「対策、標準化と歯止め、今後の進め方が記載されてないよ!こんなもん上司に提出したら小一時間説教だ」
緊急声明には、違反行為者の1人が「過去において暴力行為などの違反行為を理由に、入場禁止処分を受けていたことがクラブ内の記録から確認されており」とも記されている。この事態に対しても「再発防止が出来てない証拠だし管理の甘さが露呈しただけ」や「暴力行為や再犯した者は永久出禁でお願いします」などといった批判が集まっている。
今後はJFAから、違反行為者及び浦和へ処分が科されると予想される。JFAとともに天皇杯を主催するJリーグ側も、コロナ禍で禁止されていた声出し応援を繰り返した一部のサポーターを管理できなかったとして、浦和にけん責と2000万円の制裁金を科した昨年7月に、野々村芳和チェアマン(51)が浦和に対して実質的な警告を発している。
「浦和レッズが再びサポーターの行為に起因する懲罰事案を発生させた場合、無観客試合の開催または勝点減といった懲罰を諮問する可能性があることを付言しておく」
暴力行為を含めた違反者には無期限の入場禁止処分が、さらに浦和にも厳罰が科される可能性が高い。そのなかで浦和も緊急声明で「そちらにつきましても厳粛に受け止め、再発防止への取り組みは勿論のこと、社内処分も含め誠実に対応していくほか、本事案の全容解明に向け、引き続きJFAと積極的に連携してまいります」と明言。クラブとしても「処分の厳罰化を始めとした違反行為への処分基準の見直しを行う」と再発防止策を綴っている。
しかし、喫緊に対応しなければいけない事態も迫っている。
18日には“金J”で名古屋とのリーグ戦が、今度は浦和のホーム埼玉スタジアムで組まれている。声明でこの試合に言及されていない点も批判の対象になった。
「今週の名古屋戦大丈夫?お客さん入れない方が良いと思うけど!」
「18日の埼スタで名古屋サポーターの安全を保証するのが先決。何故そんな事も分からないのか」
「当日は自己防衛のため、何か録画できるものを持ったほうがいいかしら?」
当初処分された77人のサポーターには入場禁止が科されているが、それでも徹底した安全対策を取るのは必須だろう。“因縁”が生まれた一戦を、どのようにして無事に開催できるのか。何らかの対策を講じ、広く発信する上で残された時間はあまりにも少ない。