「彼は一体何者?」「なぜクロップ監督は同意したの?」遠藤航の名門リバプール移籍が決定的も英メディアや地元ファンは懐疑的見方
前出の『LIVERPOOL ECHO』は、シュツットガルトのペッレグリーノ・マタラッツォ前監督(45、現ホッフェンハイム監督)のコメントを紹介。遠藤をキャプテンに指名するなど、ピッチ内外で全幅の信頼を置いた理由をマタラッツォ氏はこう説明している。
「彼はピッチ上ではソルジャー(戦士)だ。そして、みんなを引き連れ、私たちの価値観を体現し、模範となる人物がキャプテンに相応しいと考えて彼を選んだ」
同メディアはさらに、シュツットガルトのスポーツディレクター(当時)として、シントトロイデン(ベルギー)でプレーしていた遠藤を2019年8月に獲得したスヴェン・ミスリンタット氏のコメントも紹介。敏腕で知られるミスリンタット氏も遠藤を称賛する。
「選手としても、人間としても、彼は信じられないほど価値がある。アンカーを務める彼は、われわれのシステムの中心的な存在でもあった」
しかし、リバプールのお膝元のファンは、遠藤に懐疑的な視線を向ける。この記事に対しても厳しいコメントが寄せられている。
「彼が本当にソルジャーならば、失敗したら切腹するんだろうな」
「遠藤は素晴らしい選手だと思うが、若いバックアップの選手も必要だ」
「夏の移籍ウインドウは、ほとんど冗談のようなものになりつつある。あと数人の選手と契約しなければ、今シーズンは何も期待できない」
「ブンデスリーガでは、ね。プレミアリーグはよりテンポが速く、より激しい」
「彼のスタッツは素晴らしそうだが、30歳ということで、9月1日までにもっと若くて注目度の高い選手を獲得することを期待している」
「あれだけの大失敗の後の絶望。クロップ監督はなぜ彼の獲得に同意したのか」
「なぜ29歳のブラジル人(ファビーニョ)と30歳の日本人を入れ替えるのか」
知名度の低さもさることながら、リバプールのファン・サポーターが敏感に反応したのは、今年2月で30歳になった遠藤の年齢だった。