横浜DeNA今永昇太が今オフにポスティングでメジャー挑戦か…米敏腕記者報道…メッツ、ヤンキースの獲得可能性や「FA市場で需要がある」などと米メディア報道もいきなり過熱
同局はまた「今永は過去8シーズンで9イニングあたりの平均奪三振は9.4で2.4四球とする一方で防御率3.18、1.11 WHIPを残している。これらの数字はキャリアを通じて防御率1.76、0.92WHIPの成績を残している山本との比較では見劣りする。しかも山本は今永より6歳ほど若い。それでも今永は、大谷が内側側副靭帯を損傷したことで短期、長期的な投手としての将来が宙に浮いたことで、山本とブレーク・スネルが動いた後に(有力)選手がいなくなる今オフの先発投手のFA市場では多くの需要があるに違いない」との見解を示した。
オフの情報に詳しい専門サイトのMLBトレードルーマーズは「横浜DeNAが今永をポスティングへ」との見出しを取り、「今永は圧倒する速球はないが制球によって成功を見出し、スプリッターに近いチェンジアップで三振を奪う。彼はカッター、カーブ、スライダーも投げる。昨年オフにポスティングでの交渉を見越して米国を拠点とする代理人事務所オクタゴン社と契約している」と伝えた。
同サイトは、「彼が市場に出れば投手が豊富なFA市場に興味深い選手の1人として加わることになる。もう1人の日本プロ野球からのスター、山本は、アーロン・ノラ、ブレーク・スネル、ルーカス・ジオリト、ジョーダン・モンゴメリー、ソニー・グレイといった他の投手ともにFA市場に入ることが見込まれ、そこにエデュアルド・ロドリゲスやマーカス・ストローマンもオプトアウトをして(有力投手として)加わることになるかもしれない」との見通しを報じた。
今永が将来的にメジャーに挑戦したい意向を明かしたのは2021年オフの契約更改。交渉の席で球団フロントから「メジャーに興味があるのか?」と聞かれた今永は「あります」と正直に答えた。今永は2019年のオフにトレバー・バウアーが覚醒したことで有名となった米国シアトルのトレーニング施設「ドライブライン」を訪れて、動作解析やデータを使った最新のトレーニング方法に触れ、大きな刺激を受けた。侍ジャパンのメンバーとして国際試合に出場したことでメジャーへの興味を抱くと共に自信をつけ、昨年オフの契約更改では単年での推定4000万円アップの1億4000万円で更改し、メジャー挑戦の話は継続協議されることになっていた。
今春はWBCの日本代表に選ばれ、韓国戦では第2先発として3回を1失点、準々決勝のイタリア戦では、救援登板して1回を無失点に押さえ、米国との決勝戦の先発に抜擢された。大会で絶好調だったターナーにソロを浴びて2回1失点で巨人の戸郷にバトンを渡したが、メジャー相手に通用することを証明。今季今永の登板試合には複数球団のメジャースカウトがネット裏に勢揃いするようになっていた。