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11.15両国でWBA世界バンタム級王者の井上拓真が元IBF世界スーパーフライ級王者のアンカハスと防衛戦を行う
11.15両国でWBA世界バンタム級王者の井上拓真が元IBF世界スーパーフライ級王者のアンカハスと防衛戦を行う

11.15両国でWBA世界バンタム級王者の井上拓真が井岡一翔と統一戦予定だった“最強”元IBF世界Sフライ級王者アンカハスとV1戦

 セミファイナルでは“倒し屋”のユーリ阿久井に悲願の世界初挑戦の舞台が巡ってきた。
「ついに決まりました。うれしいです。初の世界挑戦、1発で取ります」
 気合十分だ。
「岡山から世界王者を誕生させる」という悲願に燃えてきた守安会長の秘蔵っ子であるユーリは元日本フライ級王者で1ラウンドKO勝利が9度もある右の強打が売りのハードパンチャー。6年前には、現WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(M.T)に日本フライ級ユース王座決定トーナメントの決勝でTKOで敗れているが、2021年には現OPBF東洋太平洋フライ級王者の桑原拓(大橋)を10回TKOで倒すなど、現在6連勝中で、WBAのランキング1位にもなり、世界に最も近い男とされてきた。
 対するダラキアンはベルトを6 度防衛中の22戦無敗(15KO)のテクニシャン。アゼルバイジャン出身だが、現在は戦火のウクライナ在住である。常にポジションを変えながら、攻防を組み立てる。ダラキアンのペースでボクシングをさせたらポイントアウトされるだろう。ユーリが、いかに強打でその難攻不落の壁をこじあけることができるかどうか。
「王者はやりにくそうではありますが、こちらのペースに持ってこられたらかみあうと思います。スピードもあって、怖いパンチも打ってくるのでそのへんは警戒したいです。最終的に右ストレートで倒せたらと思います」
 ユーリも勝利パターンをそう描く。
 そしてユーリにはもうひとつの悲願がある。
「両国国技館はいままでで一番大きい会場になります。楽しみです。岡山を背負う意識はあります。岡山のジムに初の世界チャンピオンベルトを持って帰ります」
 このダブルタイトルのアンダーカードには、時代を作ったあの“レジェンド”の遺伝子を継承する注目のボクサーの試合もマッチメイクされる予定。「Prime Video Presents Live Boxing 6」はファン必見のビッグイベントになりそうだ。

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