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バンタム級の4団体統一戦で逃げまくって井上尚弥にTKO負けした元WBO王者バトラーが悪質な“言いがかり”をつけた(左)が(写真・山口裕朗)
バンタム級の4団体統一戦で逃げまくって井上尚弥にTKO負けした元WBO王者バトラーが悪質な“言いがかり”をつけた(左)が(写真・山口裕朗)

井上尚弥に4団体統一戦で逃げまくって倒されたバトラーが今さらの悪質“言いがかり”「階級を上げて倒しているのは普通じゃない。ドーピング検査が必要」「リングを小さくしていた」

 あまりにも凄かった井上のパンチをドーピングに結びつけなければ、納得できなかったのだろうか。
 井上はメイウェザー発言に対して「なんで自分がドーピングしているという疑惑が出たのか。抜き打ちのVADAの検査を受けて挑んでいますからね」と怒っていた。フルトン戦の前には、2度抜き打ちの検査を受けた。一度は、ジムに突然、謎の外国人が現れて尿を取られ、2度目は、どこで調べたのかアポなしで自宅を訪問された。しかも井上は、すでに米国で3度、英国で1度試合をしており、その際のドーピング検査でもまったく問題はなかった。あきれる難癖だ。

 またメイウェザーは井上と“世界で最も狂暴なボクサー”とされる“愛弟子”のWBC世界ライト級王者ガーボンタ・デービス(28、米国)との契約ウェイトでの対戦を熱望している。3階級同時王者という偉業を達成したハードパンチャー。井上より3階級上のガーボンタとの対戦について、バトラーは「いい試合になるだろうが、ガーボンタは大きすぎる。井上の体格は私よりも大きくない。彼のパワー、能力はスーパーバンタム級、フェザー級でも通用するが、おそらくスーパーフェザー級は、少し大きすぎて限界となるのかもしない。体重制限を設ければ、きちんとした試合になるかもしれないが、ガーボンタがお粗末な試合をすることは考えにくい」とコメントしている。
 バトラーは、すでに再起を決意。年内に世界王座の挑戦者決定戦か、世界挑戦を希望しているという。井上戦での敗戦を素直に総括せず、自らの実力不足を棚にあげて責任転嫁の言いがかりをつけているようでは先は知れているだろう。
(文責・RONSPO編集部)

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