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アジア大会で日本は北朝鮮を4-1で下し連覇を達成したが後半はラフなプレーに苦しめられた(写真・AP/アフロ)
アジア大会で日本は北朝鮮を4-1で下し連覇を達成したが後半はラフなプレーに苦しめられた(写真・AP/アフロ)

「北朝鮮は男子も女子もサッカーがどういうスポーツかを理解していない」日本に完敗の北朝鮮女子が異例の懲罰交代と犯したラフプレーで物議を呼ぶ

「プレーだけでなく、あまりにもマナーに欠けるのでとても大変だった」
 翌1日の男子準々決勝では、北朝鮮は日本にもラフプレーを連発。提示された6枚のイエローカードのなかには、試合が中断している間に日本のスタッフから給水ボトルを奪い取った選手が、殴りかからんばかりに左手を振り上げて威嚇した前代未聞の行為も対象になった。試合後には判定を不服として、審判団を追い回す事態も生じている。
 一連の事態を受けて、日本サッカー協会(JFA)は北朝鮮に数々の反スポーツ的行為があったとして、選手の安全を守るためにアジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)に3日付で意見書を提出している。前出の『Xportsnews』はさらにこう続けた。
「論争が収まる前に、北朝鮮は女子サッカーの決勝で日本と対戦した。ここでも一部選手が激しい体当たりとタックルで日本選手を圧迫したが、今回はまったく効果がなかった。凶悪なサッカーで韓国女子代表を破った北朝鮮は破竹の勢いで決勝へ勝ち上がり、マナーに欠けた荒いサッカーで日本をもひざまずかせようとしたが後半に崩壊した」
 異例の光景はプレー以外でも見られた。
 北朝鮮ベンチは後半31分に、一挙に3人の選手を交代させた。ベンチへ下げられたなかに、守護神のキム・ウンヒも含まれていたことが驚きを持って受け止められた。公式戦でキーパーが途中交代する理由は、大半が怪我によるものだからだ。
 しかし、試合を通してキム・ウンヒが怪我をした形跡はない。考えられるのは6分間で3ゴールを奪われたパフォーマンスへの懲罰。中国メディアの『捜狐』は、準決勝までの5試合すべてで北朝鮮のゴールマウスを守り、味方のオウンゴールによる1失点に抑えていたキム・ウンヒの不可解な交代とベンチでの様子をこう報じている。
「中継していたテレビは、突如としてベンチへ下がった北朝鮮のゴールキーパーにカメラを向けた。連続3失点がスタンドに駆けつけた女性応援団の涙を誘ったように、まるで自分の責任だと言わんばかりにキム・ウンヒも泣いていた」
 残されたわずかな時間で3点差を追いつくのであれば、貴重な交代枠のひとつをキーパーで行使する意味がわからない。北朝鮮ベンチの采配には日本のファンも敏感に反応。X(旧ツイッター)上では「懲罰交代」がトレンドに入り、こんな投稿が寄せられた。
「国が国なだけにベンチに下がって泣いていたキーパーが気の毒で仕方がない」
「懲罰交代は責任逃れのために無能監督がやることだよ」
「北朝鮮は男子も女子もサッカーとはどういうスポーツなのかを理解していない」

 

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