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補欠登録の東京国際大の“最強留学生”イェゴン・ヴィンセントは出場してくるのか(写真・アフロ)
補欠登録の東京国際大の“最強留学生”イェゴン・ヴィンセントは出場してくるのか(写真・アフロ)

明日号砲!箱根駅伝にサプライズは起きるのか…青学大、駒大の2強対決に“待った”をかけるダークホース5校の戦略を探る

【中大】1区溜池一太(1年)、2区佐藤宏亮(1年)、3区東海林宏一(2年)、4区吉居駿恭(1年)、5区阿部陽樹(2年)、6区若林陽大(4年)、7区白川陽大(1年)、8区中澤雄大(4年)、9区湯浅仁(3年)、10区助川拓海(4年) 補欠:田井野悠介(4年)、千守倫央(4年)、大澤健人(3年)、中野翔太(3年)、吉居大和(3年)、山平怜生(2年)
 中大はスピードキングの吉居大和(3年)、10000m(28分00秒86)で中大記録を保持する中野翔太(3年)、出雲駅伝2区と全日本大学駅伝1区で活躍した千守倫央(4年)を補欠登録。順当ならこの3人が1~3区に入るだろう。上りが得意な中野は2区が有力なだけに、エース吉居を1区にするのか、それとも3区にするのか。千守は1、2年時に1区で、吉居は1年時に3区(区間15位)で失敗していることを考えると、1区吉居、3区千守のオーダーが無難だ。
 4区は10000mでU20日本歴代4位の28分06秒27を持つ吉居駿恭(1年)。5区に前大会6位の阿部陽樹(2年)、6区には同5位の若林陽大(4年)が登録されており、山で2強に急接近できるチャンスは十分にある。
 復路は前大会8区3位の中澤雄大(4年)、同9区3位の湯浅仁(3年)を同区間に配置。関東インカレのハーフ3位の山平怜生(2年)も当日変更で投入されることになるだろう。2強にプレッシャーを与えるためにも、「吉居大和」という〝飛び道具〟を有効活用したい。エースを1区に再登場させるなら、前大会以上の爆走で迎え撃つしかない。

 全日本大学駅伝5位の創価大は3人のエースを隠すことなく区間に入れてきた。
【創価大】1区横山魁哉(4年)、2区フィリップ・ムルワ(4年)、3区山森龍暁(3年)、4区嶋津雄大(4年)、5区野沢悠真(1年)、6区濱野将基(4年)、7区葛西潤(4年)、8区桑田大輔(3年)、9区緒方貴典(4年)、10区石丸惇那(1年) 補欠:新家裕太郎(4年)、小暮栄輝(2年)、野田崇央(2年)、吉田凌(2年)、リーキー・カミナ(2年)、山下蓮(1年)
 2区は前回同区2位のフィリップ・ムルワ(4年)、4区は同区間賞の嶋津雄大(4年)。前回は1区を担った葛西潤(4年)は7区に登録された。全日本2区で駒大・佐藤圭汰(1年)、順大・三浦らを抑えて区間賞(区間新)を獲得した葛西の区間は意外だったが、総合優勝を狙うための戦略ともいえる。
 1区登録された横山魁哉(4年)は全日本1区で駒大と0秒差の5位発進している。箱根も駒大と僅差でつなぐことができれば、2区ムルワが駒大・田澤廉(4年)とともに後続をグングン引き離すようなレースができるだろう。前大会区間17位に沈んだ3区をうまく乗り切ることができれば、4区嶋津で再浮上が可能だ。5区には激坂最速王決定戦・登りの部で好走した野沢悠真(1年)が入った。初優勝を目指すには〝切り札〟が控えている7区でトップに立ちたい。

 

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