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広島OBの達川光男が阪神ファンの批判を受けた“下剋上発言”の真意を説明した(写真は2019年の夏の甲子園決勝での始球式:岡沢克郎/アフロ)
広島OBの達川光男が阪神ファンの批判を受けた“下剋上発言”の真意を説明した(写真は2019年の夏の甲子園決勝での始球式:岡沢克郎/アフロ)

「真意は違うんよ…」“下剋上解説”で阪神ファンから猛バッシングを受けて岡田監督を不快にさせた広島大物OBの達川光男氏が語る“問題発言”の真意とは?

――CSには、その不安がついて回るので、ついつい口に出た?
「阪神は強いけど、油断は禁物ということは伝えたかったですね。それと今年の阪神の投手陣の軸になった村上頌樹、大竹耕太郎も初めてのCSです。シーズンのままの状態で投げれば問題はないでしょうが、緊張感のあるマウンドで岡田監督がずっと言ってきた“普通”にやれるかどうか、という不安もあります。抑えの岩崎もヤクルトとの最終戦はちょっとおかしかったでしょう? どう調整してくるか」
――最後に言いたいことは?
「あのとき門別という素晴らしい才能を持った新人左腕が先発しましたよね。ご両親も息子さんの活躍を楽しみにされていると思います。そういう若い子に厳しいことを言ったことは本当に申し訳なかったと思います。もう解説はしません」

口は災いの元だけど、リップサービスの度が過ぎて、口が滑ったのも、広島への愛着、ましてや、旧知の岡田監督への信頼の裏返しだろう。
「辞めるなんて言わずにまた楽しく鋭い解説を聞かせてちょうだい」
そう言ってインタビューを終えた。
 横浜DeNAが最終戦で巨人に敗れたことで転がり込んできた本拠地開催のアドバンテージを広島がファーストステージで生かせるのか。そして達川氏があげた不安要素を阪神が克服しファイナルステージで広島と横浜DeNA戦の勝者を迎え撃つことができるのか。
 注目のセパのCSは14日に火ぶたが切られる(広島-横浜DeNAは13時。ロッテーソフトバンクは18時にプレーボール)。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

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