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まだポスティングも決定していないのにメジャーではオリックス山本由伸の争奪戦がスタートしている
まだポスティングも決定していないのにメジャーではオリックス山本由伸の争奪戦がスタートしている

“仰天”299億円の大型オファーの可能性も…まだ何も発表されていないのに全米でオリ山本由伸の争奪戦が勃発…メッツ本腰も最大11球団が興味

 今オフにポスティングによるメジャー移籍の可能性があるとされるオリックス山本由伸(25)の獲得にメッツが乗り出す可能性が高いことを23日(日本時間24日)、米スポーツ専門サイトのジ・アスレチックなど複数のメディアが報じた。まだオリックスからは何も発表されず山本自身も今後については口を閉ざしているにもかかわらず水面下で各球団の山本調査がスタートし“争奪戦”が勃発している。

 千賀がキューピット?!

 

 ジ・アスレチックは、「MLBの選手たちは通常30歳あたりまでフリーエージェントに達しないため、25歳の山本は各チームに質のある投球を見込んで大金を投入してもいいと考える特別な機会を示している」と紹介。
 複数の情報筋の話として「千賀が感じていたのと同じように山本は大市場でプレーする機会を切望している。千賀の存在とビリー・エプラーGMの辞任の影響を除けば、メッツの山本獲得が妨げられることはほとんどない」とした。
 メッツには今季12勝7敗、防御率2.98の数字を残して米球宴にも選ばれた千賀滉大(30)がいて、年功序列が重要視される日本独特の社会性から「何人かの日本選手と同じチームメイトになることに心地よさを感じないとされているが、山本はそうではない。彼は他の日本選手と共にプレーすることに前向きな考えを持っていると思われる」と分析。
 リーグの複数情報筋の話として「WBCで他の日本のスター選手と一緒にプレーした経験が、山本の考えに影響を及ぼした」と付け加えた。
 またシーズン終盤に千賀がメッツの経営陣に山本獲得を要望したことを伝えた上で「千賀はメッツへ山本を売り込むことができるし、山本にメッツを売り込むことができる」として千賀がメッツの山本獲りのキーマンになることを示唆した。また千賀と山本の代理人はワッサーマンで共通している。
 かつて大谷翔平、田中将大らの大物日本人選手のメジャー移籍にかかわったエプラーGMが辞任し、デビッド・スターンズ氏が編成本部長に就任した影響については、「メッツはエプラー氏の専門知識を欠くことになるかもしれないが山本獲得チャンスを変えるものにはならないだろう」と分析。「(資本力のある)オーナーのスティーブ・コーエン氏がいることで契約の長さ、総額、平均年俸で魅了する力がある一方で、メッツは、山本が心地よくメジャーでプレーできるものを示さなければならない。山本の考えに詳しい人たちは、彼が最も成功でき一番早く適応できると考えられるところへ移籍したいだろうと示唆している」とも記した。また同サイトは、ドジャース、ジャイアンツ、カブス、ヤンキースら複数球団との争奪戦になることを指摘した。
 米のストーブ情報に詳しい専門サイトMLBトレードルーマーズも、メッツの山本獲得の可能性に触れ、「(獲得の決め手は)財政面が重要となるだろう。山本の若さと才能を買って、長期契約で2億ドル(約299億円)が保証される契約を手にするかもしれない。2023年のチームの年俸総額を野球史上最大としたオーナーのコーエン氏がいるメッツを含めた、大金を費やせるチームが優位になる」とした。

 

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