横浜DeNAバウアー「メジャー復帰のチャンスは少ない」と米報道…残る選択肢は横浜DeNA残留か
同紙は「バウアーとの契約を考慮するあらゆるチームはドジャースが持っていた情報よりも重大なものは持っていないかもしれない。バウアーは犯罪告訴されなかった。(被害者とされた)ヒル氏は、彼に対する接近禁止命令を得ることにも失敗した。それらはドジャースが知っていたことだ」と記した。
バウアーは和解金を支払うことなくヒル氏と和解し無実の罪を晴らしたことを発表している。
「バウアーとの契約に興味を持つGMは、球団オーナーからの承認を求めることになるだろう」として上で、元球団社長の証言を紹介した。
その元球団社長は「バウアーが(メジャーのどこかの球団と)契約することになれば驚きだ。契約チャンスは比較的小さいだろう。場所がどこであれファンからの抵抗は大きいと思う。チームは、ブランドや、価値、特徴を猛烈に守ろうとする。獲得しようとしている選手がそれに見合った選手だろうか」と語ったという。
また「(バウアーからの)謝罪はほぼないだろう。間違ったことをしていないと示そうと国中の裁判所で大金を使ったバウアーに対し、(獲得する)チームは、過ちの謝罪を期待できない。(彼の獲得に)興味を示すオーナーは、バウアーに何らかの熟慮した言及を世間にさせるかもしれないが、これは、彼が昨年ロサンゼルス郡裁判所の弁護士が彼に対する起訴を取り下げた時に発信されたビデオの中で語られている」ともつけ加えた。
記事は、こうしめくくられている。
「バウアーは、出場停止期間を終えた。日本での時間を楽しみ、また再び日本で投げることを排除していないが、彼はメジャーに戻りたがっていると考えられている。(解雇から)1年が過ぎ、彼のメジャーリーグのキャリアについて明らかになるときが間もなくやって来るだろう」
バウアーを巡っては残留を求めている横浜DeNAだけでなく、ソフトバンクなど複数の球団が調査をスタートしており、水面下では争奪戦となっている。ただバウアー自身は、データ解析などの環境が整っていて、しかも、ユーチューブ活動やSNSでの発信など、グラウンド外の活動も自由に認められている横浜DeNAを気にいっている。関係者の話を総合すると、金銭的な条件面よりも、待遇の良さを重要視し、メジャーからのオファーがなかった場合は、横浜DeNA残留を最優先に考えているとされているが…果たして元サイヤング賞投手の決断は?