パリ五輪アジア予選のウズベキスタン戦でなでしこジャパンの池田監督がとった「得点を取らない」という戦略が波紋を広げている(写真・アフロ)
「日本のプレーはサッカーを汚している」中国メディアがなでしこJのパリ五輪最終予選を見据えた「得点を取らない」戦略を痛烈批判…「恥を知れ。問題は日本じゃない」の反対意見も
今回の2次予選では、北朝鮮に1-2で敗れた初戦が大きく響いている。しかし、もっとさかのぼれば1995年のW杯スウェーデン大会でベスト4、1999年の同アメリカ大会では準優勝するなど、アジアを飛び越えて世界の強国の一角に名を連ねた1990年代から徐々に下降線をたどり、再浮上のきっかけがつかめていない中国の現状が色濃く反映されている。
実際、同メディアの記事には読者の辛辣なコメントが寄せられている。
「他人のせいにするのは無駄なこと」
「自分たちが強くない現状を責めるべきだ」
「日本が八百長をはたらかない限り、私たちに何かを言う資格はない」
「恥を知れ。問題は日本女子代表じゃない」
賛成意見や非難だけでなく非難に対する反論も含めて、なでしこを率いる池田太監督(53)の決断はさまざまな反応を引き起こした。だからこそ、グループCを1位突破しなければ本末転倒となる。引き分け以上でOKながら、最終予選、さらにパリ五輪へつなげる意味でも勝利で終えたいベトナムとの最終戦は、日本時間の11月1日19時にキックオフされる。