「彼の問題を持ち込ませるな!」横浜DeNAバウアーがメジャー復帰を熱望し代理人が複数球団と面会も米SNS上では賛否飛び交う…ヌートバー所属カ軍ファンは拒否反応
同紙は、「カージナルスは力を発揮できる先発投手を欠いていることからソーシャルメディアでバウアーとの契約の可能性について大いに議論が起きている」と書き出し、「ある人は、弱い陣容のチームではバウアーが力になるだろうと見ている。反対にある人は彼がクラブハウスやフィールド外での厄介者になるだろうと見ている」といったSNS上での賛否両論を紹介した。
今季のカージナルスはナ・リーグの中地区最下位に低迷。ヌートバーや20本以上の本塁打をマークした打者を4人も擁しているが、投手陣が問題でチーム防御率は4.79。元巨人のマイルズ・マイコラスがエース格だが9勝13敗と負け越した。投手補強がテーマではあるが、「バウアーはチームメートとの関係が良好ではなかった過去がある。ノーラン・アレナドや、もしヤディアー・モリーナがコーチングスタッフに加わるようなことがあれば、そうした振る舞いが、彼らに受け入れられると本当に考えられるだろうか」と疑問を呈した。
ダイヤモンドバックス時代に先輩捕手のサインを無視したり、インディアンス時代には監督に交代を告げられセンターへボールを投げるなどの問題行動を起こしたことがあり、DV疑惑以外の行動を問題視したもの。ただバウアーは横浜DeNAでは、味方の拙い守備に怒りを訴えたことはあったが、チームメートとの関係は良好だった。
同紙は、最後に読者からの厳しい意見で記事をまとめた。
「有罪判決を受けようが受けまいが、バウアーには女性へのDV疑惑の過去がある。すべての人にとってセカンドチャンスは与えられるべきだが、そのチャンスはカージナルスとともにセントルイスでもたらされるべきではない。私にとってバウアーのメジャーリーグでのキャリアは終わりのように見える」
バウアーのメジャー復帰については、先日、巨大契約を結んでいたドジャースのお膝元であるロサンゼルス・タイムズ紙が、元オーナーや元球団社長の話として「復帰のチャンスは少ない」「勝ちたいがためにバウアーを獲得することは考えにくい」などの否定的な見通しの記事を掲載していた。
ただ一方で、日本での受け取り方はまったく違っており、横浜DeNAは残留を強く希望。ソフトバンクも獲得に向けての調査を行っている。メジャー復帰が絶望となった際には、横浜DeNA残留が最有力とされているが、果たしてバウアーは、どんな選択をするのだろうか。