残留かFA移籍か、西武の山川の決断に注目が集まる。FA期限は明日14日までだ
FA期限残り2日…残留かFA移籍か。西武の山川穂高はどんな選択をすべきなのか…中日が密かに狙う“ウルトラC”とは?
中日が“ウルトラC”を仕掛ける可能性が残っている。西武と1年契約を結び残留した後にトレードで獲得するというプランだ。
当然、その場合は、1年後にFAで出ていかれる可能性も高く、1年限定の戦力に、それ相応の投手を交換要員として出すことに対してのリスクは大きい。最下位に終わったチームの強化ポイントは、チーム得点390、チーム本塁打数71、チーム打率.234といずれもリーグワーストに終わった打線である。現役ドラフトで獲得した細川、トレードで獲得した宇佐見らが戦力になったが、頼みの新外国人が空振りに終わった。本塁打王を3度獲得し、戦力として計算の立つ山川は、喉から手が出るほど欲しい戦力に違いない。
オリックスの頓宮は、自主トレ中に山川からタイミングの取り方を学び、今季ブレイクして首位打者を獲得した。山川には石川や若手へのプラスの影響力も期待できる。
来季で3年契約の切れる立浪監督は、勝負の年。たとえ1年限定であっても、山川は欲しいのだろうが、球団が、そのリスクを覚悟で現場の意向に沿うのかどうか。
橋上氏は、この“ウルトラC”プランには懐疑的だ。
「FAで山川の満足できる条件を提示する余裕のない中日にしてみれば、リスクがあっても来年に勝負をかけるのであればトレードがベストの選択かもしれない。だが、もし西武が、それを受け入れたならば、かなりの批判を受けるだろう。たとえエース級との交換トレードのオファーがあったとしてもまず西武側が受け入れることはないと思う」
いずれにしろ山川に残された時間は、今日を含めてあと2日しかない。
(文責・RONSPO編集部)
1 2