横浜DeNAがオースティンとの来季の契約を結んだことを発表。3年契約の最終年となる
なぜ横浜DeNAと3年契約の最終年を更新したオースティンは「雨降って地固まる」という諺を引用して復活を誓ったのか?
皮肉なものでチームは、オースティン抜きで2位、3位と2年連続でクライマックスシリーズ進出を果たした。来季は打線に即戦力として評価されているドラフト1位の度会隆輝(21、ENEOS)が加わるが、オースティンが完全復活を果たせば、18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一を手にした阪神の岡田監督が警戒する強力打線が、さらに凄みを増すことになる。
エースの今永昇太(30)のポスティングによるメジャー挑戦が決定、ローテーションを守った左腕の石田健大(30)もFA権を行使し流出が濃厚で、サイヤング賞投手のトレーバー・バウアー(32)の去就もまだハッキリしておらず、来季の投手力の戦力ダウンは避けられない状況だ。バランスは悪いが、打線の強化で、そのマイナス面をカバーするしかないのかもしれない。
「複数年契約を結んだ外国人選手の成績ダウン」は、プロ野球“あるある”だが、「契約最終年の外国人が成績を伸ばす」のもまたプロ野球“あるある”。来季が契約最終年となるオースティンが、本来の打棒を取り戻すかどうかが、悲願の優勝を狙う三浦監督の4年目のシーズンのカギを握ることになりそうだ。
(文責・RONSPO編集部)
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