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朝倉未来を衝撃TKOしたYA-MAN(右)の大晦日RIZINでの対戦相手は平本蓮(左)なのか?
朝倉未来を衝撃TKOしたYA-MAN(右)の大晦日RIZINでの対戦相手は平本蓮(左)なのか?

朝倉未来を倒したYA-MANは大晦日の「RIZIN.45」で誰と戦うのか…本人は平本蓮を熱望し榊原CEOも「あり得る」と否定しなかったがカード編成は混沌

 おそらくだが、榊原CEOが、当初計画していたプランの中には、朝倉未来vs平本という注目カードがあったのかもしれない。朝倉は、現役続行を宣言しているが、記憶が飛ぶほどのダメージを考えると、しばらくリング復帰は難しい。
「でかい試合」を流した平本は、そこでYA-MANではなく、鈴木千裕とのリベンジ戦に意欲を見せた。両者は、昨年の3月に「RIZIN LANDMARK vol.2」で対戦して、鈴木がフラッシュダウンも奪い3-0で判定勝利している。
 鈴木に関しては、9月の「RIZIN.44」でクレベル・コイケに勝った金原正徳との対戦気運が盛り上がっていたが、榊原CEOは「金原とやるタイミングではない。万全の状態で戦える来年でいいでしょう」と明かしている。
 平本は、その後、「大晦日シカトしてもよかったけど 一肌脱ぐか これからは平本蓮の時代です」ともポストした。YA-MANが語った「これからはオレの時代」という言葉に重ねて、対戦をほのめかしているようにも読める。
 さらに榊原CEOは、YA-MANの対戦候補として元K-1王者の安保瑠輝也の可能性も示唆した。当初、木村“フィリップ”ミノルとのカードが発表されていたが、ドーピング検査で再び陽性反応が出たため中止となり、安保もまた対戦カードが宙に浮いた。
「オープンフィンガーでのキックの試合とかの可能性が浮上してくる。(YA-MAN対安保戦が)ないことはない」
 その発言を受けて、安保も自身のXで、YA-MANに挑戦状を叩きつけた。
「おいYA-MAN。朝倉未来に勝って、これからは俺の時代ですとか言ってたけど全然お前の時代になってへんな そもそも謎の団体作って、変な煽りしてなかったら未来さんはあんなことにはなってなかった(そして俺も叩かれてなかった) 誰も得せん試合をお前が作り上げた お前なかなかおもろい試合するけど、パンチ振り回すことしか知らんから俺がキックボクシングってもの教えたるわ 路上の伝説を倒したRISEのチャンピオンが逃げるわけないよな? RIZIN大晦日 OFGキックルール 安保瑠輝也 vs YA-MAN ここ試合決定で」
 するとYA-MANが、Xで返答。
「年末はMMA。そんなに俺とやりたいなら、来年Fight Clubで待ってるよ」
 大晦日の安保戦を拒否したのだ。すると安保は、「年末MMAならええわ! カッコええアンサー!来年やろうな」と大晦日決戦をあっさりと引っ込めて、来年のOFGマッチに切り替えた。マッチメイクの責任者である榊原CEOの中でも、YA-MAN対安保のカードは消えただろう。
 ちなみにYA-MAN戦を引っ込めた安保には、シバターがユーチューブで「私が立候補したい」とちょっかいをかけてきたが、SNS上では、2年前の大晦日で、そのシバターと八百長騒動を起こした元K-1戦士の久保優太と応戦。互いに罵り合い「僕とやります?」(久保)「前向きに検討してやるよ」(安保)と、勝手に自分たちだけでキックルールでの対戦に合意してしまった。
「RIZIN.45」のポスターには、YA-MAN、平本、鈴木、元谷友貴の顔写真があるが、果たして、どんなマッチメイクが組まれるのか。榊原CEOは、12月の1週目には全カードの発表を終えたいとの意向を示した。すでにこの日発表されたMMAルールによる皇治vs三浦孝太など、10試合のカードが決定済みだが、全部で15試合までになるという。
(文責・RONSPO編集部)

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