元名捕手ポージーが明かす大谷翔平との交渉舞台裏…ジャイアンツの7億ドルの打診を断りド軍を選んだ理由とは?
「地理的な部分が影響したようだった。我々は、南カリフォルニアに留まることが最優先事項としてあるんだと感じていて、それが我々にとってのチャレンジになるだろうと分かっていた」
気候や治安などを含めて大谷はエンゼルスで過ごした6年間のロスでの快適な生活環境をとても気に入っていたようだ。
ポージーは、サンフランシスコが抱えている治安の悪化などの社会問題が大谷を逃した大きな原因だったと指摘した。
「残念なことに、選手や選手の奥さんさえ、この街自体に少し不安を抱えている。街の環境、犯罪、麻薬(が横行している問題)などだ。これは人生にとって大事なこと。フリーエージェントの獲得において障害になっていることを見てきた」
同サイトによると2年前に広島からメジャー移籍を目指した鈴木誠也の獲得交渉に乗り出した際にも、サンフランシスコが抱える治安の悪化の問題がネックとなり鈴木はカブスと契約した。ジャイアンツはすでに山本由伸と面談を持ったが、同じ問題が障害となる可能性がある。
ポージーは大谷がドジャース入りを決断した際に受けたショックをこう表現している。
「本当にガッカリした。私はこの例え話を誰かに送ろう。現役時代は、1試合でいい当たりのライナー性の打球で3度アウトになるよりも、1試合で3度バットを折っても、それがヒットになる方がよかった。人々はこう言うだろう。『まあ、君はできることはすべてやったね。でも鼻にボールを当てた』。まさにそんな感じで最後は結果が求められるものなんだ。不幸にも我々は結果を得ることができなかったわけだけど、これからも前を向いていくしかない」
やれることは全部やった。正確にボールを打った。だが、最終的には結果が欲しかった。残念ながら我々は結果を得られなかったが、これからも押し進んでいくだろう」