広島からオリックスにFA移籍した西川龍馬が移籍会見でユニホーム姿を披露
「今までの野球がどこまで通じるか」オリックスに広島からFA移籍した西川龍馬は“打倒阪神”日本一奪還の“使者”となれるのか?
ただ心配材料もなくはない。天才型がゆえの悪球打ちだ。
「コンタクト能力が高いのでボール球でも打ちにいってしまう。振ろうと決めたら振りにいってしまう。すると打撃フォームを崩すことにつながる」と指摘し「見極めができるようになれば、出塁率を上げ、チームにもプラスになる」と期待した。
この日の会見はライブ配信されていたが、会見終盤にハプニングがあった。西川が質問に答えている場面で、なんとあるカメラマンのスマホからユニークな着信音が鳴り響いたのだ。しかし、ここで西川は人柄を感じさせる神対応。機転を利かし「大丈夫かな?目覚ましかな?」と笑顔で話し、その場を和ませるファインプレーを見せた。
地元大阪出身。森とはFA移籍と境遇も似ており「心強い。親交もある」と高め合っていく考えだ。少年時代には自宅から近い京セラドーム大阪や甲子園球場へ家族とともに何度も足を運んだ。
「当時は中村紀さんとかローズとかが活躍していた。地元にプロ野球球団があるのはありがたいこと。こうやって帰って来られ、やってやるぞ、という気持ち。オレが来たから4連覇できなかったと言われたくない」
年内は広島で過ごし、年明けからは自主トレを開始予定。
リーグ4連覇と日本一奪還へ。「龍馬」がゆく。
((文責・山本智行/フリーライター)