超本気!メッツの大物オーナーが極秘来日し山本由伸と面談していた…ヤンキースは週明け面接予定でNY2球団が争奪戦に火花
メッツのオーナーであるスティーブ・コーエン氏(67)が先週に極秘来日してオリックスからポスティング申請された山本由伸(25)と面談を行っていたことが6日、明らかになった。米スポーツサイトのジ・アスレチックのメッツ担当記者が報じたもの。また山本は今週末に渡米、ヤンキースが11日(日本時間12日)に現地で面談する予定だという。山本を巡っては、レッドソックス、ジャイアンツ、ドジャースなど7球団以上が興味を示しているが、メッツとヤンキースのNY2球団の一騎打ちとなるのだろうか?
異例の出馬。山本の家族とも会う
異例の出馬と言っていい。3年前にメッツを買収。超富豪オーナーで知られるコーエン氏が、先週、極秘に来日し、山本と面談していたという衝撃ニュースが明らかになった。
「ジ・アスレチック」のメッツ担当であるウイル・サモン記者がXにて「メッツのオーナー、スティーブ・コーエンは山本由伸氏と会うために先週日本に飛んだとリーグ関係者が語った」とスッパ抜いたもの。
さらにNYのスポーツ局「SNY」のアンディ・マルティノ記者は、「コーエンと山本は先週、日本の素敵なフランス料理と、日本料理のレストランで食事をし、素晴らしい出会いをしたと言われている。メッツのオーナーは山本の家族とも面会した。まだ競争はあるが、メッツは全力を尽くしている」と詳細を伝えた。
メッツは、コーエン氏の資金力をバックに昨年オフに大型補強をして今季に挑んだ。年俸総額は500億円を超えメジャー最高額に達していた。だが、ポストシーズン進出を逃し、シーズン途中には、マックス・シャーザーやジャスティン・バーランダーらの大物の先発投手を放出。オフにショーウォルター監督を解任しカルロス・メンドーサ氏を新監督に迎えた。12勝7敗、防御率2.98の成績を残してサイヤング賞候補になった新加入の千賀滉大に頼っている状況の先発補強が急務で、すでにヤンキースからFAとなったルイス・セベリーノを獲得した。だが、セベリーノは、ケガがちで、計算の立つ山本の獲得は来季の命運を握る大ミッション。コーエン氏自らが来日して面談、交渉をしたところにその本気度が伺える。
ニューヨークポストによると、山本の評価は、ウナギのぼりで「契約金は総額2億5000万ドル(約375億円)に到達する可能性もある」という。
日本人メジャーリーガーの過去の最高契約は、田中将大がヤンキースと結んだ7年1億5500万ドル(約227億円)。山本が歴代最高額をマークすることは間違いないが、資金力が豊富なメッツならば十分に準備できる金額だ。
ジ・アスレチックの敏腕記者、ケン・ローゼンタール記者も、この情報に「大きな進展」とリツイート。ヤンキース、ドジャース、レッドソックス、カブス、ジャイアンツ、レンジャーズなど7球団以上が興味を示しているとされる山本の争奪戦でコーエン氏が出馬したメッツが一歩リードしているとの見解を伝えた。