大谷翔平との面談を認めたド軍ロバーツ監督の“爆弾発言”は本当に争奪戦にマイナスの影響を与えるのか…広がる波紋…労使協定違反?…週末までに決断の情報も
そして期待を込めてこう続けた。
「大谷は、過去に重要な決断を下す時、常に彼のレガシーを最優先してきた。ここでも、おそらく同じようにするだろう。もしドジャースでプレーすることで野球界のマイケル・ジョーダンになれると考えるのであれば、彼はドジャースと契約するだろう。もし彼が他のチームでプレーすることでそれができると考えるのであれば、そのどこかでプレーするだろう。彼は10年以上前にノートに記した歩みの道中にある。これといったニュースのない日にロバーツ監督がすでに明白になっていることを語ったことは、彼の歩みを突如、変えることにはならないだろう」
MLBネットワークのモロシ記者も番組内で「すべての人がすでに知っていたことを認めただけのロバーツ監督の発言が、大谷との契約を結ぶ上で問題をもたらすようには考えられない」という見解を示している。
また今回のロバーツ監督の発言は、選手会と結んでいる労使協定に抵触する可能性があるとの指摘もある。ESPNは、その問題の見解をこう伝えた。
「ドジャースのゴームスGMは『FAについて公に語ることは(労使協定で)認められていない』とも語った。だが、この動向について詳しい情報筋の1人は、『ロバーツ監督のコメントは労使協定にあるメディア利用の罰則に当てはまらない』と語った。球団は、FAのオファーの詳細を公表することや、選手の市場にマイナスの影響を与える可能性のある発言をすることは許されていない。しかし、情報筋の1人は『ロバーツ監督のコメントはこれらには違反しなかった』との見解を述べた」
おそらくこの見解が正しいのだろう。
前出のモロシ記者はXにて「週末までに大谷が移籍先を決定する予定」と投稿した。昨年のアーロン・ジャッジや、吉田正尚のようにウインターミーティングの最終日に発表する予定なのか。ドジャース、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンゼルスの4球団に絞られたとされる大谷争奪戦。二刀流スターの決断の時は迫っている。