衝撃事実発覚!「ギリギリまでドジャースは決断を知らなかった」大谷翔平の10年1015億円ド軍入り決定の裏で一体何が起きていたのか?
フリーエージェント(FA)の大谷翔平(29)が10年7億ドル(約1015億円)の史上最高額となる契約でのドジャース入りが決定した裏で一体何が起きていたのか。米メディアは、様々な検証を行い、メッツに代理人からの連絡がなかった話やドジャースサイドでさえ、現地時間8日の夜(日本時間9日)の段階で大谷の決断を知らなかったという新事実も明らかになった。大谷が1日(日本時間2日)に行った面談で、ドジャースの育成システムに興味を抱き「向こう10年間、勝てる球団」との確信を抱いたことが決め手になったという裏話も報じられた。何もかもが歴史的で異例であったことは確かだろう。
大谷がド軍との面談で聞いた質問とは?
大谷のドジャース入りの波紋が収まらない。直前まで様々な情報が錯綜した結果、誰もが驚く史上最高額の10年7億ドル(約1015億円)での契約が結ばれ、しかも、それを大谷自身がインスタで電撃発表したのだからなおさら衝撃的だった。
一体、大谷のドジャース入りの裏で何が起きていたのか?
右往左往した米メディアが様々な角度からの検証記事を出している。
事態が動いたのはウィンターミーティングが終了した現地の金曜日(8日)だった。まずMLBネットワークの敏腕記者のジョン・モロシ氏が「24時間に決まりそうだ」と第一報を打ち、ドジャースの専門サイトのドジャースネーションが「ブルージェイズと契約する」と断定的な記事を出し、ESPNなど複数のメディアが「まだ決まっていない」と否定。次に大谷がトロント行きのプライベートジェットに乗ったとの情報錯綜した。前出のモロシ記者も、「トロントに移動中」と、その情報を肯定したが、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者が、「トロントに行っていない。大谷は南カリフォルニアの自宅にいる」と否定。結局、その日にモロシ記者が「誤報だった」とXで謝罪するという異例の事態となった。
ドジャース入りが決定した後のMLBネットワークの番組内でニューヨークポスト紙の敏腕記者であるジョン・ヘイマン記者は、この間の動きを振り返り、「昨晩(金曜日夜)の段階でドジャースは、彼と契約できるとは分かっていなかった。彼らが、大谷を獲得できるチームは自分たちだと分かったのは、昨晩のとても遅くか、今朝のどちらかだった。私の理解として契約の最終候補は、エンゼルス、ブルージェイズ、ドジャースの3チームだった。ブルージェイズは明らかに獲得に関わっていて、エンゼルスも同様だった。そしてジャイアンツとカブスもファイナリストと呼べると思う」と明かした。
ドジャースが、金曜日の段階でギリギリまで獲得を確信していなかったとの情報はスポーツイラストレイテッド誌も追随した。
同誌は「金曜日に大谷の契約が目前でブルージェイズとの契約に向かっていると報じられた。この報道は完全な誤りだった。しかし、ドジャースは(自分たちが獲得できるとは)知らなかった。彼らは金曜の夜に不安な空気の中でミーティングを開いた。ブルージェイズとの契約の噂が、誤りという可能性が高いと判断されたが、それでもドジャースの幹部には懸念が広まった」とし、ドジャースが金曜の夜に緊急ミーティングを開いた事実を明かした。