大谷翔平がド軍に申し出た“年俸後払い”の仰天詳細が判明…なんと年俸101億円のうち受け取るのは約3%のたった3億円…残りは2034年から10年間に無利子で支払い
ドジャースと10年7億ドル(約1015億円)で契約した大谷翔平(29)は、球団の贅沢税を軽減するために、後払いを申し出ていたが、その仰天の詳細が12日、明らかになった。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」の記者が報じたもので、年俸7000万ドル(約101億円)のうち200万ドル(約3億円)しか受け取らず、残りは2034年から2043年の10年間に無利子で支払われるという。「常識では考えられない契約内容」が全米にまた衝撃を与えた。
後払いの効果で山本由伸の獲得資金を調達?!
大谷が再び全米に衝撃を与えた。
史上最高額となる10年7億ドル(約1015億円)でドジャースと契約合意した大谷。自らが申し出て、球団にかかる贅沢税を軽減させて補強費に回せるように、その年俸の多くを後払いにする契約を結んだことが明らかになっているが、その仰天の詳細が判明した。
米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のドジャース担当であるファビアン・アルダヤ記者が、複数の契約内容を知る関係者を取材して報じたもの。なんと1年の年俸7000万ドル(約101億円)のうち、受け取るのはたった200万ドル(3億円)で残り6800万ドル(約98億6000万円)を後払いにするというのだ。
当初、米メディアは、4000万ドル(約58億円)から5000万ドル(約72億5000万円)を受け取り、残りを後払いにすると予想していたが、年俸の約2.9%しか受け取らないとは想像もつかなかったようだ。
しかも、残りの6800万ドル(約98億6000万円)×10年間の6億8000万ドル(約986億円)は2034年から2043年までの10年間に無利子で支払われるという。
後払い契約を結ぶメジャーリーガーは少なくないが、後払い分には、利子が上乗せされるケースが多い。チームの補強費を考え、贅沢税を軽減するための後払いというよりは、自らの引退後の資金確保が大きな目的となっているためだ。その意味でも、大谷の申し出と、この詳細は、異例中の異例。
ジ・アスレチックは「常識では考えられない契約。この契約の形は、ドジャースにさらなる活動資金と年俸総額に余裕をもたらすことを意図している」と分析した。
贅沢税は、金にものを言わせた戦力補強を抑制するために作られたルールで、チームの年俸総額があるラインを越えると、それに対しての“贅沢税”を機構に支払わねばならない。2024年の贅沢税のラインは2億3700万ドル(約3436億円)。そのうち6800万ドル(約98億6000万円)を軽減できるのは大きいだろう。
同サイトは獲得を狙っている山本由伸、レイズからFAとなった右腕のタイラー・グラスノーらの資金に回せるという見通しを明かしている。
また同サイトは、「大谷には、スポンサーやフィールド外から大金がもたらされ続ける。内容を知る関係者は、『大谷は球場でのプレー以外で年間5000万ドル(約73億円)を得ると考えられている』と語った」とも伝えた。年俸は200万ドル(3億円)でも、スポンサー収入などが5000万ドル(約72億5000万円)もあるのだから、心配ご無用というわけか。大谷は、さらに「オプトアウト(契約破棄)」も盛り込まなかった。ドジャースは、ワールドシリーズを7度制覇、11年連続でプレーオフに進出している強豪だが、大谷は全力でドジャースの「世界一」に貢献する覚悟を決めている。正式会見を前に、その契約の中身でドジャースファンの心をわしつかみにしたことは間違いない。
(文責・RONSPO編集部)