ドジャースが大谷翔平と10年7億ドルで契約した決め手は執刀医師の手術カルテ…「完全回復のチャンスがある」…来年9月には投手として実戦復帰の可能性も
同紙によると、エルトラッシュ医師は、過去に、クレイトン・カーショウらMLBの投手だけでなくNFLのスターQBのトム・ブレイディ、UFCで2階級制覇をした格闘家のコナー・マクレガー、NBAのコービー・ブライアントらの修復手術も手がけている。
エルトラッシュ医師は、大谷のケースについては詳細を明かすことを拒んだが、「故障状況は楽観的になれるもので、1度目に手術を受けたときと同じように完全に回復できるチャンスがあると考えている」とコメントした。
大谷は2018年に初めてトミー・ジョン手術を受けた際には、2019年の開幕に打者として復帰した。
「彼は何の問題もなく翌シーズンの初めに戻ってきてヒットを打つことができた」と同医師。今季も8、9月に「靭帯が断裂していることがわかっている状態で約6週間プレーしたが打席に立ったときは全く症状がなかった」という。
同医師は、大谷が右投げ左打ちのため打撃の際に右肘への負担が少なくなることが、その理由だと分析した。
「もし彼が右投げと同じく右打ちであれば、打者としてこれほど早く復帰させるだけの自信は持てなかっただろう」
気になるのは大谷の来季以降の復帰プランだ。
同医師は「3月20日、21日に韓国で行われるドジャースとサンディエゴ・パドレスのシリーズ、もしくは1週間後のドジャースタジアムでの地元開幕戦に間に合うかどうかは大谷とコーチ次第となるだろう」と語った。
同紙は「もし予定通りにいけば、大谷は、最初にトミー・ジョン手術が行われてからの50周年ととなる9月には、実戦形式の投球を行う準備が整うだろう」とし、その5復帰ドラマに対して同医師が語った「(復帰のタイミングは)ものすごい偶然だ。運命づけられていたかのようだ」というコメントを紹介している。
ドジャースファンは、開幕戦にDHで登場する大谷を見ることができ、早ければ9月にマウンドにもあがる二刀流の姿を目にすることもできるのかもしれない。