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  • 「井上尚弥はネリよりも小さく見えた」3階級も違うのに全米でモンスターvs“精密マシン”ロマチェンコ論争が沸騰
井上尚弥は東京ドームでのネリ戦で1回にダウンを奪われるものの計3度のダウンを奪い6回で仕留めた(写真・山口裕朗)
井上尚弥は東京ドームでのネリ戦で1回にダウンを奪われるものの計3度のダウンを奪い6回で仕留めた(写真・山口裕朗)

「井上尚弥はネリよりも小さく見えた」3階級も違うのに全米でモンスターvs“精密マシン”ロマチェンコ論争が沸騰

「井上が今ホットな話題になっているから、このような論争に人々が振り回されているのは分かるが、井上は122ポンド級(55.34キロ、スーパーバンタム級)に上げたところだ。彼がすぐに130ポンド級(58.97キロ、スーパーフェザー級)、135ポンド級(61.23キロ、ライト級)に上げるとは見ていない。135ポンドでガーボンタ“タンク”デービス(WBA世界ライト級王者)と戦えば?という話も出ているようだが、そういう論争はやめて欲しい。その階級まで13ポンド(約5.9キロ)も離れている。彼はネリよりも小さく見えた。過去の試合を見ても、どの選手よりも井上が小さく見える中で、倒してきたが、真のパンチャーとの戦いに向けて13ポンド(約5.9キロ)も上げなければならないのだ」
 まともな意見だ。
 井上はまだスーパーバンタム級に上げて3試合を戦ったばかりで、適正と感じているこの階級で最強を極めることを明かしている。9月にはWBO&IBFの同級1位で18戦無敗のサム・グッドマン(豪州)、12月には元WBA&IBF同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と防衛戦を行う予定も組まれている。それがいきなり、フェザー級、スーパーフェザー級を飛び越えて、ライト級を主戦場としているロマチェンコと戦うなど論外だ。
 さらにアルジェリは、こう続けた。
「ロマチェンコと対戦するならば、彼に130ポンド(58.97キロ、スーパーフェザー級)に落としてもらわねばならないし、井上はもっと上げなければならない。8ポンド(約3.6キロ)の増量が必要だ。井上が成し遂げたことで、こういう話題が出ているのだろうが、私はロマチェンコも井上戦に興味を抱いているとはまったく思えないのだ。問題は多い」
 否定的な意見を展開させた。これが正論だろう。
 そして「カンボソス戦を戦うロマチェンコにすべてがかかっている。彼が、ここで負ければ、そういう話は終わりかもしれない」と続けた。
 ロマチェンコとカンボソス戦のオッズは、ブックメーカーbet365によるとロマチェンコ勝利が1.14倍、カンボソス勝利が5.75倍となっている。

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