世界のボクシング界に衝撃!RIZINが大晦日に発表したパッキャオvsメイウェザーの“世紀の再戦”プランは本当に実現するのか…米メディアからは「ミステリー」の声も
そもそもメイウェザーは、2018年大晦日での那須川天心とのエキシビションマッチから味をしめ、朝倉未来戦後も、世界中でエキシビションマッチを続けて、現在、計7試合を戦った。だが、彼が言うように対戦相手に元世界王者や、まして現役王者などいず、有名ユーチューバーなど話題性を集める相手ばかり。来年2月には、試合後にリング上で乱闘騒ぎが起こして物議をかもした大物マフィアのジョン・ゴッティの孫であり総合格闘家からプロボクサーに転向したジョン・ゴッティ3世との再戦を行うことを自らのインスタグラムで発表しているが、これも実力は段違いの話題先行のカードである。彼のポリシーからすれば、よほどの目が飛び出るような札束が積まれない限り、パッキャオ戦をやりそうに思えない。
実際、日本のボクシング関係者も「パッキャオはやりたがっているが、メイウェザーはまず受けないだろう」との見通しを口にしている。
しかし、榊原CEOは、「2人共RIZINの舞台で闘うってことに関しては『YES』と言ってくれている」と断言している。
パッキャオも、来年4月20日にタイのバンコクでK-1などで活躍したキックボクサーのブアカーオ・ポー.プラムック(41)とスーパーウェルター級に相当する154ポンド(69.85キロ)契約で通常の1分ではなく2分のインターバルでの3分×6ラウンドの変則ボクシングルールのエキシビションマッチで対戦することを発表している。「メイウェザーが2月、パッキャオが4月であれば、夏のRIZINでの再戦は時期的にピタリ」との見方をする米メディアもある。
榊原CEOは、「いつどこでどう行われるのか、行われないのか、とのは、もう少し預からせてもらって詰めていきたい」とも語っている。
世界がRIZINでの“世紀の一戦”の行方に注目している。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)