「井上尚弥を倒すことができる。私に触れた瞬間にショックを受けるだろう」2024年の対戦候補の元2団体統一王者アフマダリエフが“モンスター”を過激に挑発

　アフマダリエフは、井上の次戦の対戦相手がネリとなることについての心境を聞かれ、こう明かしている。
「私は選手でマッチメイクについては口を出せない。彼が誰と戦うかは私の知るところではない。しかし、私は（WBAの）指名挑戦者で、もし彼が私と戦うことを望み、試合のオファーがされれば、間違いなくすぐにでもそれを受け入れる。彼とリングで戦う用意はできている。しかし、私のゴールは実際のところ井上ではない。私のゴールは世界王座。特に自分のタイトルだったIBFとWBAの王座だ。もし彼が私と戦いたくなければ、（WBAを返上して）空位にすることができるし、そこで私は、WBAが指名する誰とでも喜んで王座をかけて戦うだろう。誰であっても関係ない。ただアクティブでいたい」
　ただ井上戦を待つ間にタパレスと再戦する可能性については一蹴した。
「タパレスには井上と戦う前までは興味があったが、彼にノックアウトされた彼と戦うことは理にかなっていない。判定は関係なく、自分としては、前回の戦いで彼に勝ったと考えている。もし彼がナンバー1として戻ってくれば戦うだろうが、今の時点では相手としてそぐわない。私はベストな選手と戦いたいのだ」
　井上は今年3試合を戦いたいとの意向を示している。その中にはサウジアラビア開催というプランもある。その3戦でアフマダリエフと拳を交える可能性は十分にある。米のスポーツ専門メディア「ESPN」は、「今後、モンスターと誰が張り合えるのか？」とまで報じているが、ネリに続き、ここまで大胆に挑発してきたアフマダリエフとの対戦も、面白くなってきそうだ。