バウアーが米TV番組に生出演し激白「過去に私生活で過ちを犯した」「米国で野球がしたい」「不特定多数との性的関係はもう持っていない」
その去就が注目されている元横浜DeNAのトレバー・バウアー(32)が4日(日本時間5日)、FOXニュースの番組「America’s Newsroom」に生出演し、2年前に性的暴行で訴えられた事件については無罪を主張しながらも「私は私生活で過ちを犯した」と“過ち”を認めて謝罪し「米国で野球がしたい」とメジャーリーグ復帰を熱く訴えた。代理人が複数の球団と交渉を行っているが、現段階では、どことも契約はまとまっていないという。横浜DeNAが再契約交渉を行っているが、2年ぶりの米メディア登場で何かが動くのか。
「性的暴行をしたことは決してない」
“反省の意”を示そうとしたのか。髪の毛を丸刈りに近く短くカットしたバウアーはスーツ姿でネクタイを締めてFOXスポーツの番組「America’s Newsroom」に生出演した。2021年に女性から性的暴行を受けたと告発され、メジャーリーグ機構から出場停止処分を受け、ドジャースも解雇となり、昨年は横浜DeNAでプレーしたが、この2年間、米メディアには登場していなかった。番組ではまず2年間の沈黙を破った理由から質問された。
「多くのことが起こり、法的なプロセスもあった。時期が悪かったが、ようやく良くなって今は話せるようになったことがうれしい」
告発女性からの訴訟が和解したことも理由のひとつだったようだ。
番組では、性的暴行を訴えた女性とバウアーがベッドで一緒に映っている動画や、殴打された後と思われるボコボコにされた女性の顔写真なども紹介された。
バウアーは「彼女が家を出た時に、どんな顔だったかを覚えている。その後、何が起きたかは分からないので彼女に尋ねなければならない。最初の映像(女性が傷ひとつない綺麗な顔で映っている動画)が、物事を語っていて、あれが私が彼女が家を出ていくときに見た顔だった」と説明した。
つまりバウアーは、性的暴行は加えておらず、自分の家を出ていった後に、顔が変形するような事態が起きたのだと主張した。
さらに「この女性と一緒にいたことは否定しない?」と聞かれ「私が彼女と一緒にいたのは確か。ビデオで、あの場で(隣で)寝ていたのは私だ」と認め「同意の上での行為か?」という質問にこう返した。
「100%その通り。性的暴行をしたことは決してない。この2年半は、そのように見られてきたが、それは私の人間性を示したものではない。誰に対しても性的暴行を加えたことはない」
バウアーは、他の女性からも同様の告発を受けている。その点を指摘されると、「今は法的協議を行っているが、展開が進めばすべてを明かすことができる。すべてがそうだったように訴訟は勝てるだろう」と胸を張った。