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バウアーが米TV番組に生出演して激白した
バウアーが米TV番組に生出演して激白した

バウアーが米TV番組に生出演し激白「過去に私生活で過ちを犯した」「米国で野球がしたい」「不特定多数との性的関係はもう持っていない」

 

 だが、自らの私生活の乱れがすべての原因だったことは素直に認めた。
「過ちを犯したことは分かっている。こうした経験から、どのように良くなっていけるのか、それが今、私が目を向けようとしていることだ。私は私生活で過ちを犯してしまった。野球やトレーニングにおいては、細部に気を使うが、私生活では同様の気遣いをしなかった。間違いを犯した。やるべきでなかったことをしていたことに同意する。その過程で多くの人を傷つけた。MLB、ドジャース、チームメート、友人、家族、私に近い人たちを難しい状況にさせてしまった。だから、そのことについてじっくり考え、取り組むために私生活の多くを変えた。例えば不特定多数(女性)との性的関係はもう持っていない」
 過ちを認めて神妙に謝罪した。
 またメジャー時代にはバウアーの自由奔放な発言も度々物議を呼んだ。米メディアとの関係も悪化していた。そのことに関しても反省と謝罪を口にした。
「多くのメディア関係者を怒らせてしまった。私が同意しないことについて書かれた時に、とても大人げない対応をしてしまった。プライベートで大人の話し合いを持つべきだった。私は子供のようにいじめられた。それを受け入れたくなくて、あの時、私はソーシャルメディアで多くの反応をした。それはとても子供じみていた」
 司会者に「今、32歳になってより良い人間になったのか?」と質問され、「成長したことは確かだ。5年前、10年前とは見方は大きく変わった。違う物事が大切になった」という。
 話題はメジャーリーグへの復帰問題に移った。
「代理人が多くの異なるチームと話しているが、フリーエージェントの動向は毎年異なり、契約のタイミングも違う。どうなるか見てみよう」
 バウアーは、まだどこからも色よい返事が返ってきていない現状を明かした。FOXスポーツによるとマイナー契約で春季キャンプに招待する話さえないという。
 バウアーはメジャー復帰を熱望する気持ちをさらけだした。
「野球をするのが好きだ。米国で野球をプレーすることが私の目標だ。私は世界で最高の投手の1人。最高のレベルで競い合いたい。人々を助け、野球のために情熱を捧げている。残念ながらキャリアの前半で多くを失ったと思うが、より良くするために2度目のチャンスを得たい」
 約7分間のインタビュー中でバウアーは反省の言葉と「自分は変わった」という主張を繰り返した。
「人々を厳しい状況に追いやってしまったことについての責任を負っている。私は良い人間になろうとしている。さらに良くなれるような機会を得たい。自分は変わったし、もっと良くなりたい。それを証明できることに目を向けている。その機会を楽しみにしている」
 2年間の沈黙を破って米メディアに登場し、過去の過ちを認めて謝罪したバウアー。昨年は横浜DeNAで19試合に登板して防御率2.76、10勝4敗の成績を残して健在ぶりをアピールした。メジャーでも戦力になるのは間違いないが、各球団が敬遠しているのは、やはり2年前の性的暴行問題が大きく影響している。今回、テレビに生出演して示した反省と謝罪が、バウアーのイメージを変え、今後の契約交渉を好転させる起爆剤となったのだろうか。
(文責・RONSPO編集部)

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