迫る交渉期限を前に情報錯綜?!今永の移籍先候補からジャイアンツが消滅し最有力はレッドソックスかカブス…米敏腕記者が報道
横浜DeNAからポスティングシステムでメジャー移籍を目指している今永昇太(30)の移籍先を巡っての情報が錯綜している。9日(日本時間10日)には、ニューヨークポストの敏腕記者であるジョン・ヘイマン氏が、ジャイアンツが最有力候補から消え、レッドソックスとカブスに絞られていることをXにて報じた。前日にはMLB公式サイトが「ジャイアンツが最有力候補として浮上」と伝えたばかりだった。ポスティングの交渉期限は、米東部時間の11日午後5時(日本時間12日午前7時)となっている。
前日にはMLB公式が「ジャイアンツが急浮上」と報じたばかり
交渉のデッドラインが迫る中で今永の移籍先を巡っての情報が錯綜している。9日、敏腕記者として知られるジョン・ヘイマン氏が自身のXに「カブスとレッドソックスは左腕の今永昇太投手に非常に注目している。ジャイアンツも候補の5球団のひとつだ」と投稿。
今永の移籍先の最終候補が、レッドソックス、カブス、ジャイアンツの3球団に絞られていることを報じた。だが、その直後に再び新情報を投稿。
「ジャイアンツは他の選手を検討しているため、(今永は)5人の(ジャイアンツの)最終候補者に入っていない」と、今度はジャイアンツの可能性が消えたことを明かした。
前日の8日にはMLB公式サイトが、情報筋の話として「すべてがジャイアンツを指し示している。彼らは大谷翔平と山本由伸を獲得できず、今永は彼らと同じレベルにはないが、もう獲得争いで失敗したくはないと考えている」と伝え、ジャイアンツが最有力候補として浮上していると報道していた。また同サイトは、ジャイアンツ以外にもエンゼルス、レッドソックス、メッツに可能性が残っていることを明かしていたが、ヘイマン氏の最新情報が正確だとすれば、エンゼルス、メッツの2球団も最終候補から外れたことになる。
レッドソックスは左腕の先発が不足しており、今永は絶好のターゲット。また鈴木誠也が所属するカブスも、先発の強化が今オフの補強ポイントであり、今永、鈴木の投打の日本人コンビで今季をスタートしたいと画策している。
MLB公式サイトによると、今永の契約金は、昨年度に千賀滉大がメッツと結んだ5年7500万ドル(約108億円)が最低ラインで「それ以上の契約になると見込まれている」という。
ポスティングの交渉期限まで残り3日。情報が錯綜している状況から推察するに日本時間12日の午前7時の期限ギリギリまで各球団の駆け引きが続くものと見られる。レッドソックスか、それともカブスか。あるいは、第3の球団が急浮上してくるのか。WBCの決勝で先発した“世界一左腕”今永の決断に注目が集まる。