「日本の弱点はGKだ」「彼がV候補のアキレス腱」韓国メディアがアジア杯ベトナム戦で2失点のGK鈴木彩艶を酷評
「今日の試合には満足している。最近のFIFAランキングや戦績を見る限りは、日本はまさにアジアの大国だ。試合開始直後は選手たちが相手のプレッシャーに驚き、やや圧倒されていた。しかし、その後は改善され、最後まで規律と戦術をよく守って戦ってくれた。私はこの大会のグループステージを終えた段階で2位か、あるいは他のグループの3位チームのなかで成績上位に入り、ノックアウトステージへ進む目標を立てている。負けたとはいえ2ゴールを奪い、さらにイエローカードももらわなかった点で満足に値する」
日本戦ではベトナムをけん引してきたストライカー、グエン・バン・トアン(27)が23人のベンチ入りメンバーから外れている。怪我をしているわけでも、コンディションを崩しているわけでもない。ベトナムメディアの『Tuoi tre』は19日のインドネシア代表との第2戦、24日のイラク代表との最終戦をみすえ、あえて日本戦を捨てたと伝えている。
「残り2戦で勝ち点をあげるためのトルシエ監督の戦略だった」
当事国以外のメディアも、日本の初戦を注目していた。
例えばアメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』は「日本は苦境を乗り切るも、ベトナムの勇敢なる敗北は素晴らしい未来への前兆になる」と伝えた。
「日本が快勝する台本がキックオフ前にできあがっていたとしても、ベトナムのロッカールームには配られなかったようだ。最終的には日本の実力と火力が上回ったが、番狂わせが起こりやすい大会初戦に勝てたことに森保一監督も満足しているだろう。準々決勝で対戦した前回のアジアカップで、PKによる1得点で辛勝した相手がベトナムだったからだ」
日本をライバル視する韓国のメディアはもっと辛辣だ。
例えば『OSEN』は「アジア最強を自負する日本にとっては、後味の悪さを残す勝利となった」とベトナム戦を報じている。
「実際、日本は圧勝すると見られていたし、日本のメディアも勝ち負けではなく、選手を起用する上での森保監督の適切なローテーションを注目していた。100%のコンディションではないと判断された上田綺世、久保建英、堂安律がベンチスタートとなった一戦は、前半に冷や汗をかかされた末に、後半には彼らを使わざるをえない展開となった」