史上2人目となる2階級4団体統一を成し遂げた井上尚弥が権威あるシュガー・レイ・ロビンソン賞を受賞した
「井上尚弥が負けるとすれば階級アップか年齢の衰えしかない」“モンスター”が権威あるシュガー・レイロビンソン賞に日本人初選出
前出の米専門サイト「ボクシングニュース24/7」は、シュガー・レイ・ロビンソン賞の受賞を伝える記事の中で、「モンスターの次の相手はルイス・ネリで、おそらく5月に日本で行われるだろう」とした上で、「ネリは強くてガッツのあるいいファイターだが、ネリや他の122ポンド(スーパーバンタム級)のボクサーが井上に勝てるだろうか。ほとんどの専門家が、そうではないと考えており、だからこそ井上には、不公平かもしれないが、さらに階級を上げるというプレッシャーがかかっているのだ」と断言。ネリでは井上の相手にならないと予想した。
また同サイトは、こう続けた。
「一部の専門家は、井上が試合に負ける唯一の方法は、階級を上げすぎるという間違いを犯した場合、または、年齢による衰えが出た場合だと考えている。 今のところ井上はアンタッチャブルに見える。多くの人の意見では彼は、パウンド・フォー・パウンド1位だ。シュガー・レイ・ロビンソン賞を受賞した今、井上のトロフィーを飾る戸棚にどれだけのスペースが残っているのだろうか」
このコメントは、世界の井上に対する評価を如実に表している。現在、リング誌のパウンド・フォー・パウンドのランキングでは、1位は井上に先んじて2階級4団体制覇を達成したテレンス・クロフォード(米国)で、2位が井上だが、全米の評価としては、井上が最強なのだろう。
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