• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 「対戦を避けたいチームなどない」インドネシア撃破で決勝T1回戦で日韓戦の可能性も視察したクリンスマン監督は超強気
上田綺世が2発&OG誘発の活躍でインドネシア撃破に貢献(写真・ロイター/アフロ)
上田綺世が2発&OG誘発の活躍でインドネシア撃破に貢献(写真・ロイター/アフロ)

「対戦を避けたいチームなどない」インドネシア撃破で決勝T1回戦で日韓戦の可能性も視察したクリンスマン監督は超強気

 最終戦で韓国がマレーシアに勝ち、ヨルダンがバーレーンに引き分け以下の場合は順位が入れ替わる。韓国とヨルダンがともに勝利した場合は韓国が大勝、例えば韓国が3-0でヨルダンが1-0となれば得失点差で並び、総得点で韓国が上回る。
 そのときにはアジアカップ史上で4度目となる韓日戦が1回戦で実現するなかで、同メディアはクリンスマン監督の強気な姿勢を伝えた。アジアカップでの対戦成績は韓国の2勝1敗だが、2007年大会の3位決定戦、2011年大会の準決勝はいずれもPK戦に突入。日本が勝った後者は、そのまま4度目のアジア王座を獲得している。
 24チームが6グループに分かれている今大会は、上位2位までの12チームに加えて、3位の6チームのうち、成績上位の4チームが決勝トーナメントに進む。そして、全スケジュールを終えたAからDまでの3位チームのうち、勝ち点2の中国(グループA)、同3のインドネシア(同D)が、1試合を残す韓国を下回る状況が確定した。
 つまり、日本がインドネシアに勝った瞬間に、マレーシア戦の結果にかかわらず、韓国とヨルダンの決勝トーナメント進出が決まった。こうした状況を受けて、別の韓国メディア『eDaily』は「韓国にとってはグループEの3位で決勝トーナメントに進んだ方が、1回戦における勝利だけを考えれば簡単かもしれない」とこう報じた。
「その場合の韓国の相手は、グループAを首位で通過した開催国カタールか、もしくは第2戦で日本を撃破してグループDを首位で通過したイラクと対戦する。ただ、イラクとは今大会の開幕前のトレーニングマッチで、1-0で勝利している」
 19日のイラク戦で苦杯をなめ、国際Aマッチ連勝が「10」で止まった日本が批判を受けたように、ヨルダンとの第2戦で大苦戦を強いられ、試合終了間際のオウンゴールでかろうじて引き分けた韓国も国内世論から激しく非難された。それでも同メディアはFIFAランキング23位と、日本、21位のイランに次ぐ韓国の現状を指揮官の言葉を介して伝えている。
「初戦から通算7試合目となる決勝まで、簡単な試合はありえない。すべてが難しい試合になると覚悟している。幸いにもチーム内の雰囲気は非常にいい。過去のこと(ヨルダン戦)はもう忘れて、まずは次の試合へ強いメンタリティーで臨みたい」

 

関連記事一覧