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上田綺世が2発&OG誘発の活躍でインドネシア撃破に貢献(写真・ロイター/アフロ)
上田綺世が2発&OG誘発の活躍でインドネシア撃破に貢献(写真・ロイター/アフロ)

「対戦を避けたいチームなどない」インドネシア撃破で決勝T1回戦で日韓戦の可能性も視察したクリンスマン監督は超強気

 別の韓国メディアの『my daily』は、インドネシア戦における久保建英(22、レアル・ソシエダ)のプレーを高く評価。今後への要注意プレイヤーにあげた。
「トップ下で先発した久保は、前半途中からインパクトを残し始めた。ボールキープ力とドリブルを武器とする彼は中央にとどまらず、左右のスペースに何度も顔を出した。彼が積極的に攻撃へ関与するようになると、日本の攻撃のテンポが全体的に速くなった。そのパフォーマンスの向上ぶりは、日本の今後にとって歓迎すべき好材料となった」
 同メディアが特に称賛したのは前半35分の決定機だった。
DF毎熊晟矢(26、セレッソ大阪)からパスを受けた久保は、ペナルティーエリア手前の中央でボールをキープしてから、前方へ走り込んでいった毎熊へ絶妙の浮き球パスを供給。これを毎熊が滑り込みながらワンタッチで中央へ折り返したが、中村の右足から放たれたダイレクトボレーは左ゴールポストに弾かれてしまった。
 流れるような一連のパスワークのなかで、同メディアは久保から毎熊へわたった場面を「センセーショナルなパス」と表現した。お役御免とばかりに、後半37分にMF佐野海舟(23、鹿島アントラーズ)と交代した久保を、1週間後に同じアルトゥマーマ・スタジアムで直接対決が実現した場合の脅威ととらえている証といっていい。
 すでに1位での突破が消滅していた日本が、目の前の相手だけに集中して、日韓戦が実現する可能性が高まる状況を承知の上でまずは2位での突破を決めた。次は韓国がマレーシアに快勝した上で、人事を尽くして天命を待つ番となる。大会の行方を大きく左右するグループE最終戦は、ともに日本時間25日の午後8時半にキックオフを迎える。

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