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故障でベンチを外れていた三笘薫がバーレーン戦の後半23分からアジア杯初出場、激しいプレーを見せ復活を印象付けた(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
故障でベンチを外れていた三笘薫がバーレーン戦の後半23分からアジア杯初出場、激しいプレーを見せ復活を印象付けた(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

「壮観な試合ではなかった」海外メディアが森保Jバーレーン撃破のアジア杯8強に注目も評価は分かれる…韓国メディアは伊東純也の“性加害疑惑”を取り上げる

 サッカーのアジアカップは31日、決勝トーナメント1回戦の2試合を行い、日本代表が3-1でバーレーン代表を下して9大会連続9度目のベスト8進出を決めた。海外メディアも森保ジャパンの戦いに注目。後半4分に追加点となる今大会初ゴールを決めたMF久保建英(22、レアル・ソシエダ)や初出場となったMF三笘薫(26、ブライトン)の活躍を欧州メディアが評価すれば、韓国メディアは一部週刊誌に女性への性加害で刑事告訴されたと報じられたMF伊東純也(30、スタッド・ランス)の問題を取り上げた。日本は3日の準々決勝で難敵イラン代表と対戦する。

 「三笘が魔法のようなシーンを見せる」

 中東の地で繰り広げられている戦いを欧州メディアも注視していた。
 例えば久保が所属するレアル・ソシエダの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、日本が3-1でバーレーンを下し、9大会連続9度目のベスト8進出を決めたアジアカップ決勝トーナメント1回戦を、久保のプレー写真を添えて速報で伝えた。
 もっとも、記事前半のトーンはネガティブなものだった。
「ラ・レアル(ソシエダの愛称)は待たなければいけない。日本がアジアカップのベスト8進出を決めたために久保はまだ帰還できず、シーズンの重要な局面で引き続きスポーツ的なダメージを受けるからだ。すでにリーグ戦とカップ戦を3試合ずつ欠場している久保は、首位ジローナのホームに乗り込む今週末の大一番の欠場も決まった」
 もちろんソシエダを背負う大黒柱で、老若男女から幅広く愛されている久保の活躍は嬉しい。後半開始早々の4分。高い位置でボールを奪った久保が、そのままショートカウンターを発動。中央へ折り返したパスのこぼれ球を拾い、ゴール右隅へ、リードを2点に広げる今大会初ゴールを決めた場面を、記事の後半で次のように伝えている。
「ラ・レアルのエースは2列目で先発出場し、高い位置で積極的にボールを奪い、最後は相手ディフェンダーのクリアミスを突いて2点目を決めた。副審はオフサイドと判断し、主審もノーゴールを宣告したが、直後にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。主審によるOFR(オンフィールドレビュー)をへてゴールが認められた」
 久保は完全にオフサイドポジションにいたが、パスに反応した上田綺世(25、フェイエノールト)と先制点を決めていたMF堂安律(25、フライブルク)がお見合い。ボールは相手選手に当たって久保のもとへこぼれたためにオフサイドにはならなかった。
 三笘が所属するブライトンの地元メディア『Sussex World』も、左足首を痛めていた三笘が今大会で初めてベンチ入りし、後半23分から投入されたバーレーン戦を速報した。昨年末から戦列を離れていた三笘にとっても、2024年の初出場だった。
「シーガルズ(ブライトンの愛称)は、12月21日のクリスタル・パレス戦で左足首を負傷し、1カ月以上も離脱していたエースの復帰を心から喜んでいる。アジアカップのバーレーン戦で途中出場した三笘は、左サイドから相手選手2人をドリブルでかわして味方へのラストパスを通す、まるで魔法のようなシーンをいきなり見せてくれた」
 もっとも、同メディアも嘆き節を付け加えるのを忘れなかった。

 

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