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中日の立浪監督が中田翔獲得の真相を明かす(写真・黒田史夫)
中日の立浪監督が中田翔獲得の真相を明かす(写真・黒田史夫)

【独占】中日の立浪監督が中田翔を獲得した真相を明かす…「ホームランよりも80打点」「5番を打つのが理想」

――昨年は4番として期待したアキーノがわずか20試合、1本塁打、6打点の大誤算に終わり軸の不在が響きました。チーム打率、本塁打、得点とすべてリーグワーストです。
「去年を振り返っても仕方がありませんが、打線に関して言えば、アキーノ次第っていうのがありましたが、見事につまづいてしまった(苦笑い)。ただ、その代わりに細川にチャンスを与えることができたんです」
――その細川らをさらにレベルアップさせる意味でもベテランの必要性を感じたのですね?
「石川昂弥も細川も柱になるにはまだ時間がかかります。そういう意味でチーム構成のバランスが大事なんです。若い人だけでもダメ。年齢がいったベテランだけでもダメ。ベテランがいて、若い人がいてという構成が、理想的ですよね」
――未知数の外国人に依存するギャンブルより、確実に実績のある選手の補強が計算が立つとの戦略もありましたか?
「いえ、やはり外国人選手がオーダーにいる、いないでは迫力が違ってきます。ただ(獲得を狙える)タイミング的には、西武の山川がFAをして、中田がオプトアウトをしました。そういう契約形態も知らなかったのですが、まさか中田と一緒にやるようになるとは思っていなかったんです。中田はジャイアンツと3年契約を結んでいたので、取れるなんて思っていませんでしたからね。東京ドームではホームランがありますし、中田は怖い存在でした」
――中田は「4番・一塁」で起用する構想ですか?
「まだ決めていません。理想は、誰か他に4番を打てる人がいて、中田を5番あたりに置ければベストなんですけどね。細川、石川がどれだけ成長してくれるかですよね。ただ私は、4番は、基本1年間、試合に出れるものでないとダメだという考えなんです。となると、その体力があるのは、細川なんですけどね」
――中田は、昨年は故障やコンバートが行われたというチーム方針もあり、92試合出場に留まっています。2年前には109試合に出場して、打率269、24本塁打、68打点の数字を残しています。まずは、100試合出場がノルマでしょうか?
「いやいや。もっとフルに近いくらいに出てもらいたいです。ここ数年は、怪我もあるけれど、ポジションがかぶって出れないという状況にありました。でも、ずっと出てきている選手。問題は体調でしょうが、それが一番難しい年齢にさしかかっていることも事実です。今は自分のペースで(キャンプの調整を)やってもらっているんですけどね」

 

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