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韓国はクリンスマン監督を解任した(写真・ロイター/アフロ)
韓国はクリンスマン監督を解任した(写真・ロイター/アフロ)

韓国サッカー界の内紛問題が波紋…情報リークを疑われたクリンスマン監督が解任危機…一部選手に代表ボイコットの動きも

 国内組の選手たちとともに、8日に韓国へ戻ったクリンスマン監督は、ベスト4へ進出した結果を理由に辞任を強く否定。すぐに自宅のある米カリフォルニア州へ戻り、就任直後から非難を浴びている在宅勤務を今回も貫いている。
 一部の韓国メディアは『THE Sun』によるスクープが、クリンスマン監督によるリークの疑いがあるとも報じている。批判の矛先を自身からそらすべく、選手間の対立がアジアカップ敗退の要因になったという流れを作るためだとされ、同監督の招聘に動いたKFAのチョン・モンギュ会長も自身への責任を回避させるために同調しているという。
 ピッチ内外でさまざまな問題を抱えるKFAは、今日15日にアジアカップを検証する戦力強化委員会を開催。韓国代表の総括をもとに、KFA幹部がクリンスマン監督の進退を最終的に決める。同監督もオンラインで同委員会に出席するなかで、韓国メディアの『Yonhap News Agency』はドイツ人指揮官の去就を次のように予想している。
「辞任であれ、更迭であれ、韓国代表との決別は避けられないと見られる」
 3月の国際Aマッチデー期間で、韓国は21日にホームで、26日にはアウェイでタイ代表との北中米W杯アジア2次予選の連戦に臨む。元鹿島アントラーズ監督の石井正忠監督(57)に率いられ、アジアカップでは予想を覆してベスト16進出を果たした東南アジアの伏兵を相手に、クリンスマン監督が指揮を執る確率は限りなく低くなってきた。

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