米メディアも大谷翔平のドジャース衝撃デビューに驚嘆…「遠くへ飛ばし興奮呼ぶ!」…2番起用に関する分析記事も
地元紙のオレンジカウンティレジスターは、「大谷がドジャースのオープン戦でデビューを飾り、美しい砂漠の太陽の下で、単なる浮かれた騒ぎ以上のものを示した。ホワイトソックス相手にドラマチックな彼の姿を見せつけた。1回に見逃し三振、3回に併殺打に終わった後の5回にフルカウントから反対方向へ2ランを放つ力を示し一日を終えた。眉をつり上げて驚くものから、口をあんぐりとして驚くものまでいた」と絶賛。
「ドジャースの新たな7億ドル(1053億円)男は、金額的な感覚やチームが得る収益によって、掘り出し物の契約か、そうではないかがハッキリするが、彼が向かうあらゆるところでエネルギーの嵐がもたらされることについて否定することはできない」と続けた。
また同紙は、1番にムーキー・ベッツ、2番に大谷、3番にフレディ・フリーマンと3人のMVP経験者を並べた打順について注目。ロバーツ監督の説明をこう紹介している。
「2人の打者のDNAを見るのであれば、ショウヘイはフレディよりもフリースインガーだ。投手たちは独特のやり方でショウヘイにアタックしてくることに疑いはない。しかし、フレディが、彼の後ろを打たないケースよりも、(後ろの3番を打った方が)少しばかり大谷のストライクゾーンに投げてくるチャンスがある。我々のロースターを誰も見下すことはしないが、フレディは打順でショウヘイの後ろを打てる最大の存在だ」
大谷が相手バッテリーと勝負してもらえる可能性を増やすため、昨季打率.331、29本塁打のフリーマンを後ろに配置する打順をテストしたという。大谷は、2番という打順について「自分も勉強しながら対応していきたい」と語っている。
一方、対戦したホワイトソックスの地元紙であるシカゴ・トリビューン紙も「ホワイトソックスがドジャースでのオープン戦のデビュー戦で本塁打を放った大谷を初めて見る」との見出しを取って大谷を取りあげた。
同紙が紹介したのは、2ランを打たれたレオンではなく、先発して第1打席に見逃がしの三振を奪ったギャレット・クロシェットのコメント。
「観客の歓声が大きかったので、我々は2人共に、その恩恵を感じ取っていた。良い投球がいくつかできたと思う」
クロシェットは2021年シーズンに大谷と2度対戦し、2三振を奪っており、これで3打席連続の三振を奪ったことになる。
大谷は3月20日に韓国で行われるパドレスとの開幕戦までに50打席を消化することをロバーツ監督から求められているが、「今の段階ではペースは早いくらいだし十分にこなせるかな」と試合後に話している。今日28日(日本時間29日)のレンジャース戦にはポスティングによりオリックスから移籍した山本由伸が先発するが、大谷は打席には立たない予定だという