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恐喝容疑で逮捕されたヒロキング。所属ジムの亀田大毅会長が謝罪及び、ヒロキングの活動自粛を発表した
恐喝容疑で逮捕されたヒロキング。所属ジムの亀田大毅会長が謝罪及び、ヒロキングの活動自粛を発表した

ボクシング界は許さない!逮捕されたヒロキングの問題を所属ジム亀田大毅会長が謝罪&活動自粛表明もJBCは厳罰処分検討へ

 今回の事件現場となった格闘技イベント「キングダム」の主催者がヒロキング。ヒロキング側は、現在はJBCを退職している関西事務局の職員に事前に連絡を取り「格闘技イベントではなくエンタメ系のイベント」と主張して開催したようだが、リングが設営され、実際、格闘技の試合が行われていたのであれば問題だろう。
 またヒロキングは2月18日に都内で開催された「ブレイキングダウン11」に出場したシェンロンのセコンドについていた姿が確認されている。
 これもJBCルールの第12条(他のスポーツライセンスとの兼用禁止)「すべてのライセンス所持者は、JBCによる特別の許可がない限り、他のプロスポーツまたは他の格闘技関連団体に関与もしくは従事する こと(非公式試合への出場を含む)はできない」に抵触する行為。現役のライセンスを持つボクサーがブレキングダウンのセコンドにつくのは、完全にアウトだ。
 ヒロキングは2022年8月に元K-1戦士でRIZINなどで活躍している格闘家の皇治とボクシングルールのエキシビションマッチを行った。これもJBCのルール上、禁じられている行為だが、当時のJBCは組織としてのガバナンスが機能しておらず、不手際を重ねてストップをかけることができなかった。
 またJBCではオーナーライセンスを持つ亀田大毅会長やマネージャーライセンスを持つスタッフなどのヒロキングに対する管理不行き届きも問題視した。彼らにも、今後の事実確認、調整次第で、なんらかの処分を行う方針。
 JBCの制裁処分は①厳重注意②戒告③制裁金④没収⑤ライセンス停止⑥ライセンス取り消しの6段階があり⑤のライセンス停止についても無期限など期間も様々だが、ヒロキングに対して厳罰が下されることは避けられないだろう。
 またヒロキングが所属しているKWORLD3ジムをプロのボクシングジムとして認可した親睦団体である西日本ボクシング協会も今回の事件を問題視。すでに亀田大毅会長とマネージャーから事情を聴き、今後、なんらかの対応をする方針を固めた。オーナーライセンス、マネージャーライセンスなどの管理は、JBCの管轄だが、同協会は、オーナーが責務を果たしていないとみなした場合、協会員からの除名処分などを科すことなどができる。過去には東日本ボクシング協会が亀田ジム会長だった吉井慎次会長を除名処分としたケースがある。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

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