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性加害疑惑で係争中の伊東純也が北朝鮮戦のメンバーから漏れた。所属するスタッド・ランスでは出場を続けている(資料写真:森田直樹/アフロスポーツ)
性加害疑惑で係争中の伊東純也が北朝鮮戦のメンバーから漏れた。所属するスタッド・ランスでは出場を続けている(資料写真:森田直樹/アフロスポーツ)

SNSで賛否!性加害疑惑問題で係争中の伊東純也を北朝鮮戦メンバーから「落ち着いてプレーする環境にならないだろう」との理由で外した森保監督の判断は正しかったのか?

 スタッド・ランスだけでなくメディア、そして社会全体に推定無罪の考え方が広く浸透しているからだろう。
 同メディアは伊東が選外になった一報を伝えた14日の短い記事で、森保監督が言及した理由は実は伊東のためではないとも指摘している。
「伊東を『守るため』と説明しながら森保監督は自らを正当化した」
 クラブチームとは異なり、JFAがサッカー競技の普及及び振興などを目的とする公益認定を行政庁から受け、税務上のさまざまな優遇措置が受けられる公益財団法人であることも、伊東を巡る判断には関係していると見られる。
 そのなかで発表前から関心が高かった今回の記者会見は、伊東を選外とした理由を語る森保監督の映像を含めて、地上波のワイドショーやニュース番組などでも次々と取り上げられた。メンバー選出を伝える「サッカー日本代表」の公式X(旧ツイッター)には賛否両論のコメントが寄せられ、言うまでもなく「否」が圧倒的多数を占めている。
「後で伊東が欲しくなるぞ…」
「協会に失望。選手にもサポーターにも真摯に向き合う気無しか」
「だから日本人が監督なの嫌なんよ。勝つことだけ考えたら絶対招集するだろ?」
「IJ(伊東純也)の件は監督ではなく協会から諸々説明しといた方がいい」
「もう観ないし、応援しない。見損なったわ」
 コメントのなかには、伊東の一件で沈みがちな雰囲気を吹き飛ばすエネルギー源として、大ベテラン長友の復帰を歓迎するものも数多く見られた。期待と失望。そして、エールと悲鳴。さまざまな視線を向けられる森保ジャパンは、ホームの国立競技場に北朝鮮を迎える21日のアジア2次予選第3戦へ向けて、18日から千葉市内で始動する。(文責・藤江直人/スポーツライター)

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