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ドジャースを解雇された水原通訳と大谷翔平…最強コンビだったが…(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
ドジャースを解雇された水原通訳と大谷翔平…最強コンビだったが…(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

なぜ大谷翔平の”相棒”水谷一平通訳はドジャースを緊急解雇されたのか…ESPNが前日にインタビューしていた撤回された内容とは?

「翔平は、賭け事にはまったく関与していない。違法だとは知らなかったことはわかって欲しい。私は厳しい方法で教訓を得た。もう二度とスポーツベッティングはやらない」。
 水原通訳は「彼は私にギャンブルをさせたくなかったのです」と語り、大谷に「必ず返す」と約束したという。
 ESPNは、これらの水原通訳の証言を元に、20日(日本時間21日)に記事掲載の準備をしていたが、大谷サイドのスポークスマンが、水原通訳の釈明を全面否定し、大谷の弁護士が声明を出すとの意向を示した。その後、バーク・ブレトラー法律事務所は、「最近にあったメディアからの問い合わせに答える中で、我々は翔平が、大規模窃盗の被害者であることが判明し、この件は関係当局に引き渡した」との声明を発表した。
 ESPNは、水原通訳に、この件についての確認を取ったところ、前日のインタビューで答えたことの大部分を撤回し、「大谷選手は自分のギャンブル活動、借金、返済努力について何も知らなかった」と、借金を肩代わりして送付してくれたという証言も、すべて覆した。
「すべては私の責任です。すべての結果に直面する覚悟はできている」と語った。
 また窃盗の嫌疑がかかっていることには「コメントはできないと言われている」と語り、誰によって、それを指示されているかを明かすことも拒否したという。
 ボウヤー氏の弁護士のダイアン・バス氏は、ESPNに 「ボウヤー氏は大谷翔平と会ったことも話したこともない」と断言。またESPNの情報筋によると、大谷も水原通訳も、連邦捜査当局とは接触しておらず、メジャーリーグ機構にも連邦捜査当局からの連絡などはなく、機構の関係者は、「まだ事態を把握しておらず、MLBの次のステップは事実関係を収集することだが、連邦当局の捜査が進行中であるため、時間がかかる可能性がある」と見通しを伝えた。
 ちなみにESPNによると、水原通訳はドジャースと年俸30万ドル(約4500万円)から50万ドル(約7500万円)で契約していることを認めたという。
 なぜ水原通訳が大谷の借金を肩代わりしてもらったという発言を覆したのか。そもそも、虚偽の発言をしていたのか。不明の点や疑問点が数多く残るが、大谷は水原通訳という頼りになる相棒が不在のまま開幕第2戦を迎えることになる。

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