「大谷翔平がまったく知らなかったというのは信じられない」水原一平元通訳が違法賭博で借金を膨らませた時代に所属していたエンゼルスのチーム内から出てきた疑念の声…米報道

　同記者は「陰謀論者は、水原氏が大谷のグレッグ・アンダーソン（ガンで余命1年と宣告されたが克服して苦しんでいる人たちに勇気を与えた人物）で、ドーピングスキャンダル中で、バリー・ボンズに有利な証言をして刑務所に入った元トレーナーであると信じたいが、MLB関係者は、判断力の乏しさの問題だと考えている。連邦検察官が、捜査で何を発見するのか、そして大谷と彼の代理人が今後数日のうちに公式声明で何を明らかにするのか。今のところ誰もが推測し疑問に思っている」と続けた。
　調査の結果、水原氏の賭博が野球に関係していたことが明らかになったとしても大谷が罰を受ける可能性は低く、連邦政府が独自の裁定を下すことはできるが、大谷を刑務所に入れようとする検察官がいると信じている人はいないという。
　しかし同記者は「大谷にとって最大のダメージは、手つかずだった評判に傷がつくことだろう。結果がどうであれ、恥ずかしい問題であることは間違いない。しかも、このニュースは韓国で開幕戦を戦うという最悪のタイミングだった」と指摘。　
　多くの有名アスリートと契約していた元代理人のリー・スタインバーグ氏の見解を紹介している。
「願わくば、大谷がこの問題について一切何も知らず、通訳に送金の権限を与えていたことが分かればと思う。もし彼が騙されていて何も悪くないとの事実が示されたとしても、風評として良くない上に、人々は彼の判断と友人の選び方についてさまざまなことを投げかけることだろう。だが、時間はそのうち過ぎる。友人に騙されひどい判断をしたということ以上に深刻なことが何もないことを祈りつつ、我々は待つしかない」
　これが大谷ファンの心情だろう。
　だが、スタインバーグ氏は、こう締めくくった。
「100万の陰謀論が飛び交うだろうが、多くの場合、真実はもっと単純だ。これはほんの始まりに過ぎない。そして全世界が注目を続けるだろう」