注目の大谷会見は26日午前6時45分で米メディアはライブ配信…ファンは声明を読み上げるだけで質疑応答はなしの形式にガックリ?!
ドジャースは日本時間26日の午前6時45分から大谷翔平(29)が取材対応を行うが声明を読み上げるだけで記者団との質疑応答やには応じないことを発表した。スポーツ放送局「ESPN」など複数の米メディアが報じた。専属通訳である水原一平氏(39)が違法賭博の借金を返済するために大谷の銀行口座から窃盗を働いたという疑惑でチームを解雇されたが、大谷サイドと、水原氏の発言が1日で変わるなど、疑問点や矛盾点が多く、現在、メジャーリーグ機構が調査に乗り出している。声明を読み上げる様子は「USAトゥデイ」のライブストリームなど複数のメディアがライブ配信する予定だ。
声明で本当に何も知らなかったのかという疑問点に応えるのか?
もしかすると、大谷の”ギャンブルスキャンダル”に対する取材対応は肩透かしに終わるかもしれない。大谷がドジャースタジアムで午後2時45分(日本時間の午前6時45分)から取材対応することが球団から発表されたが、記者との質疑応答は行わず、用意した声明を読み上げるだけとなった。
通訳は韓国シリーズの第二戦同様にアイアトン氏が務める。
専属通訳だった水原氏が解雇された問題について大谷が「明日」と答え、取材対応を約束したのが、前日のエンゼルスとのオープン戦前のロッカー。
ロバーツ監督は「いいことだ。それが正しいと思う。彼が知っていることを話し、状況全体について自分の考えを述べてくれることを嬉しく思う。私たち全員にもう少し明確さを与えてくれると思う」と語ったが、この時点でスポーツサイト「ジ・アスレチック」が「声明を読み上げるだけ」の可能性を示唆し「どこまで質問に答えるか不明」と報じていた。
またロサンゼルスタイムズ紙も「月曜日に、実際、明確さがもたらされるかどうかはまだわからない」と懐疑的な意見で記していたが、その通りの展開となった。
もし声明の内容が、多くの疑問点や矛盾点を解決するものでなければ批判、非難が殺到するだろう。
米サイトの「スポーツ・キーダ」は、ファンの反応を紹介。「それはよくないことだ」というガッカリした意見や「フィルターをかけた魅力的な詳細をすべて教えてください、ショウヘイ!」という皮肉交じりのXへの投稿もあった。
ファンや全米メディアが最も知りたいのは、大谷が違法なスポーツ賭博に関与していないのか、という点。そして大谷が本当に水原氏が違法なスポーツ賭博で450万ドル(約6億8000万円)もの莫大な借金を作っていたことを知らず、まして借金の肩代わりもしておらず、「何もしらないうちに」に口座から、お金が消え去っていたのか、という点の2つだ。
当初、大谷の代理人事務所の広報担当は、「大谷が水原氏の借金を肩代わりした」と断言し、大谷が発したとされる「何度か多額の支払いをした。それが私が送れる最大額」という言葉まで伝えた。水原氏は、ESPNの90分間のインタビューに応じて「大谷が借金の肩代わりをしてくれた。彼のコンピューターを使い、2人で銀行口座にログインして、50万ドル(約7500万円)を8、9回にわたって送金した」と具体的な証言をしていた。
それが翌日になると発言を全面撤回。大谷の弁護士が「大谷が大規模な窃盗被害にあっていたことが判明し、当局に引き渡した」と発表。その後、水原氏はドジャースを解雇された。水原氏はESPNの追加取材に自らの発言を「嘘をついていた」と撤回し、「大谷は自身の賭博行為や借金、返済の努力について何も知らなかった」と発言を180度変えた。
またESPNによると大谷の代理人サイドは、すべての連絡を水原氏を通じて行っていて水原氏が、大谷に何も説明していなかったということまで伝えた。
一体真実はどちらなのか。その疑問が米メディアやファンの間で渦巻いている。果たして大谷が声明でそれらの疑問に白黒をつけるのか。
MLBが、現在調査中であることから、それらの詳細には言及せず、今回の問題に関しての謝罪だけを読み上げるのではないかという臆測もある。注目の声明文だ。