• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「負けから学ぶんよ」…阪神の岡田監督は巨人との開幕カード連敗も想定内?!連覇へ向けて抱く「反撃の哲学」
阪神の岡田監督は開幕GT戦の連敗は想定内だった(写真・黒田史夫)
阪神の岡田監督は開幕GT戦の連敗は想定内だった(写真・黒田史夫)

「負けから学ぶんよ」…阪神の岡田監督は巨人との開幕カード連敗も想定内?!連覇へ向けて抱く「反撃の哲学」

「勝ったゲームから学ぶもんってあんまりないんよ。 負けたゲームの方が反省や課題がわかりやすく出る。 正直いうて、開幕、4月にチーム状態をベストにもっていく必要はないんよ。 選手も、ここにピークに持っていくとあとから反動がくる。 そういう意味で、序盤戦は、負けて学ぶ時期。 今季は混戦になるやろうから、引き離されんように勝率5割はキープしておかなあかんけどな。 勝負の9月に向けてチームがどんどん成長して強くなっていけばええ」
18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一を成し遂げた昨年は、最初から最後まで何もかもがうまくいきすぎていた。 岡田監督は、夏場に広島との一騎打ちが始まると覚悟していたが、広島が勝手に転んでくれて、チームは勢いづいた。 「勝負」と見ていた9月も、その勢いのまま突っ走った。 そんなことが2年も続くなどとは思っていない。 だからこそ岡田監督は、ペナントレースの戦いを目先の勝ち負けではなく長期でマネジメントし、4、5月の序盤戦を「負けから学ぶ」時期として位置づけた。 沖縄キャンプ、そしてオープン戦が最下位に終わっても、慌てず騒がず、静かに見守ってきたのは、そのためだ。 だが、一方で“勝負師”の岡田監督が負けて何も思わないわけがない。 まして相手は阪神にとって永遠のライバルの巨人であり、新人監督の阿部慎之助なのだ。 優勝チームの意地を見せて大阪へ帰る。

関連記事一覧