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大谷翔平がドジャース移籍第1号を放ったが、このボールがその後、とんでもないトラブルに発展した(写真・アフロ)
大谷翔平がドジャース移籍第1号を放ったが、このボールがその後、とんでもないトラブルに発展した(写真・アフロ)

1500万円以上の値が付く大谷翔平のド軍移籍第1号の記念ボールを巡り場外トラブル…「警備員が取り囲み交換のプレッシャーをかけてきた」…ゲット女性が米紙に告白

 ドジャース移籍第1号の記念ボールの値打ちはいかほどになるのだろうか。ロサンゼルスタイムズ紙の記者は、球場内の売店では大谷が2021年に放ったサイン入りのファウルボールが15000ドル(約225万円)で販売されていたことをXに投稿した。
「ジ・アスレチック」が、このホームランボールの価値について「ヘリテージオークション」のスポーツオークション担当ディレクター、クリス・アイビー氏に取材したところ、10万ドル(約1500万円)を「遥かに超える」値段が付くという。この会社は過去に大谷の記念品に値段を付けた経験があり、ローマンさんに贈った5つの交換品は、それぞれ約1000ドル(約15万円)程度にしかならないとした。1500万円と75万円では大きな違い。しかも、この5つの交換品を売りに出す場合は、大谷が実際にサインをしたという認証が必要で、2人は、それを受け取っていない。
 バレンズエラさんは、球団のやり方に怒り心頭だ。
「私たちは誰かを脅そうともしていない。お金に飢えているわけでもない。ただ、特別な瞬間だ。特別なボールだ。もっと公平に扱われるべきだ。私がとても大切にしているチームが、私たちに取引するのか、しないのかという一つの答えを要求してきたことに失望したんだ」
 ただローマンさんは交換に応じたことに「後悔はしていない」と断言している。
 記念すべきその場に居合わせて感動を味わえたことに感動しているのだ。
「ジ・アスレチック」は、今回の記念ボールを巡ってのトラブルについての見解をドジャースの広報担当に求めたが、コメントを拒否した。ただ球団関係者は「ドジャースは取引についてファンとさらに話し合う用意がある」と語り、今後、球団とローマンさんとの話し合いが再度、行われる可能性を明かした。おそらく大谷が直接会ってお礼を伝える場が用意されるのだろう。
 大谷がドジャースと歴史的な10年7億ドル(約1050億円)で契約を結んだMVP2度獲得の超スーパースターゆえのトラブルともいえるのだが…連日ドジャースタジアムが満員となっている球団の対応としては、なんとも、お粗末な騒動だった。

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