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大谷の移籍第1号の記念ボールを巡るトラブルが一件落着となった(写真・AP/アフロ)
大谷の移籍第1号の記念ボールを巡るトラブルが一件落着となった(写真・AP/アフロ)

「大谷が嘘をついた」「いや拡大解釈した記者の誤報だ」米SNS上で移籍第1号の記念ボール返還を巡る大谷翔平の発言が“大論争”に

 その中で、日本語が堪能なロサンゼルスタイムズのダイアン・ヘルナンデス記者が、こう“炎上騒ぎ”を解説した。
「誤解のないように言っておくと、混乱の責任はウィル・アイアトン氏にはない。厳密に言えば、大谷氏は自分がファンに話しかけた人物だとは言っていないが、あたかもそうであるかのように話したのだ。大谷は嘘はついていない。ただハッキリしなかっただけだ」
 そして「⓵サム(ブラム記者)はオオタニを嘘つきとは呼ばなかった。 ② 公平を期すために言うと、私もオオタニがファンに直接話しかけたという印象を受けた。日本のメディアのほとんどもそうだったと思う」とも付け加えて非難されているブラム記者を援護した。
 その後のローマンさんの告白などがなければ、大谷は決して嘘をついてはいないが、「球団スタッフ」あるいは「警備員」という主語をはぶいたことで、大谷がローマンさんと直接対面して、お礼を述べて交換品を手渡したと受けとられても仕方がなかったのかもしれない。
 ロサンゼルスタイムズ紙は、コラム記事で「その場にいた日本語のできる記者のほとんどは、ローマンさんと直接話したと思っていた。だが、彼は『私』という言葉を一度も使わなかったので、おそらく(ファンと話をしたのは)ドジャースの警備チームのことを言っているのだろう。いずれにせよ(賭博問題で)厳しい監視下に置かれているプレイヤーなのだから、真実についてもっと明確にしていれば、今回の騒動を避けられたかもしれない。またしても疑わしい動きだった」と、バサッと斬って捨てた。
 ローマンさんの夫のであるバレンズエラさんは、同紙の取材に対してこう答えている。
 「私たちは何百万ドルも要求していなかったし、スターだった彼に会いたかった。しかし、チャンスはなかった」
 ドジャースは、ローマンさん夫婦を改めて球場に招待し、新たな記念品を贈り、大谷と対面する機会を作るという。

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