米メディアが水原容疑者を訴追した連邦当局の訴状の問題点を指摘(写真・AP/アフロ)
衝撃真相!水原氏が大谷の口座から盗んだのは1600万ドル(約24億5000万円)以上だった…銀行詐欺罪で正式に起訴され判明した悪質手口「大谷になりすまして電話して銀行員を騙す」
水原氏は問題が発覚して3月19日にESPNのインタビューを受けた際にも「野球には一切賭けていない。毎年、キャンプで(野球に関する賭博に関与した場合は厳罰を受けるとの)講習を受けている」と発言していた。
エストラーダ連邦検事は、「大谷氏が自分の口座からブックメーカーに1600万ドルを送金することを許可した形跡はない。大谷は被害者と考えられる」とも述べ、大谷が今回の問題の被害者であることを強調した。
大谷は先週、事情聴取を受けて水原氏に電信送金を許可したことなどないと証言。大谷は、自らの携帯電話を法執行機関に提出した。当局がその履歴などを調査したところ、大谷が水原氏の違法賭博行為や借金の支払いを認識していた、あるいは関与していたことを示す証拠はなかったと判断した。
大谷は3月25日(日本時間26日)に会見を開き、声明を読み上げる形で野球賭博、スポーツ賭博への関与を完全否定。ブックメーカーへの送金を依頼したことなど一切ないと断言した上で水原氏に「嘘をつかれていた」「勝手に口座にアクセスされてお金を盗まれた」という衝撃的な真相を明かしていた。
ESPNによると銀行詐欺罪は、最大で罰金100万ドル(約1億5300万円)、もしくは最大30年の禁固刑となる。 またニューヨーク・タイムズ紙によると、水原氏の弁護士であるマイケル・フリードマン氏と連邦検察官が司法取引の交渉をしており、早ければ12日(日本時間13日)にもロサンゼルスの連邦裁判所で罪状認否が行われる予定だという。
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