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  • 「史上最悪の詐欺師だ」とんでもない暴挙!注目世界戦で約1.5キロ体重超過の挑戦者が計量でビールをラッパ飲み…ヘイニーvsガルシアは約2億3000万円の違約金を支払い成立も波乱必至!
デビン・ヘイニーとの注目の世界戦の前日計量でライアン・ガルシアが1.45キロの体重超過してビール瓶に入った液体をラッパ飲みする暴挙(資料写真・AP/アフロ)
デビン・ヘイニーとの注目の世界戦の前日計量でライアン・ガルシアが1.45キロの体重超過してビール瓶に入った液体をラッパ飲みする暴挙(資料写真・AP/アフロ)

「史上最悪の詐欺師だ」とんでもない暴挙!注目世界戦で約1.5キロ体重超過の挑戦者が計量でビールをラッパ飲み…ヘイニーvsガルシアは約2億3000万円の違約金を支払い成立も波乱必至!

 元2階級制覇王者のポール・マリナッジが「ファンもボクシング界も、こんな演じられ方に失望している。スポーツと自分自身のあり方に対して失礼なことだ」と苦言を呈し、米専門メディアの「ボクシングシーン」が、「ルールや基準を軽視することで、彼はスポーツ界史上最悪の詐欺師の1人になるための大きな一歩を踏み出した」と伝えるなど、メディア、元ボクサーからの非難が巻き起こりSNSでは大バッシングとなった。
 ガルシアは以前から目に余る奇行が問題視されていた。
 SNSでは陰謀論や地球外生命体の存在の証拠があるなどと投稿。ヘイニーを挑発するための演技説や、低調のチケットやPPVの売り上げを煽るためのプロモーションだという説もあったが、あまりにも情緒が不安定で、ニューヨーク州のアスレチックコミッションはメンタルヘルスの問題についての診察を要請したほど。なんとか試合にこぎつけたが、前日計量で暴挙が起きた。
 2人はアマ時代に6度対戦して3勝3敗と五分の数字が残っている因縁の相手だ。
 ヘイニーは2019年9月にWBC世界ライト級王者となり、2022年6月にジョージ・カンボソス(豪州)との4団体統一戦を制して再戦にも勝ち、昨年5月にはワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の挑戦も退けた。減量が苦しかったため、階級を上げて昨年12月にWBC世界スーパーライト級王者のレジス・プログレイス(米国)に判定勝利し、今回は、その初防衛戦。
 一方のガルシアは2021年1月にWBC世界ライト級暫定王座決定戦でルーク・キャンベル(英国)にKO勝利。昨年4月にWBA世界スーパーライト級王者のガーボンタ・デービス(米国)とキャッチウエイトで、全米が注目のビッグマッチを行い、序盤からペースを握っていたが、7回にボディショットで倒されKO負け。その後、再起戦で勝利して、今回のヘイニー戦を迎えた。
 ガルシアのプロモーターであるゴールデンプロモーションのデラ・ホーヤ氏も、ガルシアの傍若無人な振る舞いに「オレは奴のベビーシッターじゃない」と戸惑いながらも「負けても接戦ならビッグマッチが続く可能性がある。勝てば奴はオレに3か月は顔を合わさないかもな。だがパンチを持っているボクサー。3、4ラウンドに一発入れば、どうなるかわからないぞ」と期待を寄せている。注目のゴングは、日本時間の21日、12時30分過ぎに予定されている。

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