「せっかくのチャンスを生かしきれなかった」“勝負弱い”大谷にロバーツ監督との緊急会談効果はあったのか…二塁打を放ち4度の得点圏に3四球も満塁に三振でド軍3連敗

　ただ問題は3点を追う6回一死満塁の場面である。右腕のスミスが初球に投じた見送ればボールの高めのカットボールに手を出して空振りした。1－1からのストレートはコースの甘い絶好球だったが、ファウル。仕留めきれず、結局、最後はひざ元のカットボールにスイングアウトである。
　ロバーツ監督は、大谷のチャンスでの積極性を否定していないが、求められている打席でのボールの見極めには「？」がついた。続くフリーマンが2点タイムリーを放ち1点差に迫り、大谷の三振は影に隠れたが“勝負弱さ”をクローズアップされても仕方のない痛恨の三振だった。
　試合後、ロバーツ監督は、スポーツネットLAのインタビューに答えて「せっかくチャンスをくれたのにそれを生かしきれなかった。1球1球を大事にして、いいバッティングを心がけないといけない。今日はフリーマンが良かったので、ラインナップの何人かは、打線をつなぎもっとブレイクさせる必要があった」とコメントしている。
　打線全体へのコメントで名指しもしなかったが「せっかくのチャンスを生かしきれなかった」1人に大谷も含まれているのかもしれない。