5連敗を招いたのは立浪監督のチグハグ采配なのか?!(写真・黒田史夫)
中日の5連敗を招いた奇妙な立浪采配
翌19日の阪神戦でもメヒアが5安打3四死球で4失点して0-7で敗れた。2人は共に中5日登板だった。今週が金曜日にゲームのない変則日程で、そのままGWに突入するためのローテー再編だったが、その一方で19日の阪神戦では中田、田中のキーマン2人をスタメンから外して休養させている。
前出のOBは「本人の意向を尊重したのかもしれないが、明らかに柳、メヒアには中5日登板の影響が出ていた。開幕から投手がリズムに乗ってくる時期だけに調整には万全の配慮が必要だったと思う。ここで無理をさせる必要はなかった。先発2人を中6日から中5日に変える一方で、中田、田中は休ませた。長いシーズンを考えた起用は支持したいが、チグハグで奇妙なベンチワークに感じた。連敗を招いた要因だと思う」と厳しい意見を述べる。
結局、阪神に3タテを許し巨人戦でも連敗を止めることができなかった。
では中日はここからズルズル後退してしまうのか。
前出のOBは「中日の投手力は阪神に次ぐ質と層がある。トータルで見るとこういうチームは落ちない。ミスをなくし、タイムリーや本塁打がなくとも点を取るしたたかな野球ができれば、開幕時の勢いを取りもどす可能性があると思う。特に今年のセ・リーグは混戦。なおさら、阪神、中日のような投手力のあるチームが生き残るだろう」と予想している。
スポーツ各紙の報道によると、立浪監督は、「今いるメンバーで戦う。我慢して戦っていきたい」と、しっかりと前を向いてコメントしている。
1 2