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大谷の6号ソロは時速191キロをマーク。ドジャースの球団最速でメジャーでも歴代12位の記録だった(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
大谷の6号ソロは時速191キロをマーク。ドジャースの球団最速でメジャーでも歴代12位の記録だった(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「まるで巡航ミサイルのようだった」大谷翔平のメジャー歴代12番目の最速記録となった191キロ衝撃6号ソロがド軍ナインを震撼させる

 ドジャースの大谷翔平(29)が23日(日本時間24日)、敵地でのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場し9回に2試合連続となる6号ソロを放ったが、打球速度118.7マイル(約191キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)の衝撃弾。メジャーで歴代12番目、ドジャースでは過去一の最速弾で、敵チームだけでなくデーブ・ロバーツ監督(51)やナインを震撼させた。なお試合はドジャースが4-1で勝利した。

「人生であそこまで飛ばすトップスピンの打球を初めて見た」

 その瞬間をMLB公式サイトはこう描写した。
「ナショナルズの右翼手エディ・ロサリオは、ボールがアッパーデッキに当たるのを見ながら、動くことができなかった。マウンドのマット・バーンズはスライダー(本当はスプリット)を投じた瞬間にボールがなくなっていることを悟った。2人が、今何が起こったのかを説明できないほど、一瞬で、ボールが右中間の2階席に着弾していた」
 3-1で迎えた9回に先頭打者だった大谷は、バーンズの85.6マイル(約138キロ)のスプリットが高めに抜けた絶好球を見逃さなかった。その驚愕の6号ソロは、打球速度118.7マイル(約191キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)をマークした。。
記録的だったのは、その打球速度である。エンゼルス時代の2022年6月25日に本拠地でのマリナーズ戦で打った16号でマークした118.0マイル(約190キロ)が過去最速。自己最速をマークしたその打球は、2015年に測定器のスタットキャストが導入されて以降、ドジャースでの最速記録で、メジャーでも歴代12番目のスピードだった。
ちなみに歴代最速は、ヤンキースのジャンカルロ・スタントンが 2018年8月9日のレンジャーズ戦でマークした 121.7マイル (約195.9キロ)で2位がブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が 2023年9月2日のドジャース戦で記録した 121.2マイル ((約195.1キロ)である。
その衝撃の一打は、敵チームだけでなくド軍ナインを震撼させた。MLB公式サイトは「大谷はドジャースに移籍した数か月で新しいチームメイトや監督、コーチに畏敬の念を抱かせた」と伝え、代打出場したセンターのジェームズ・アウトマンのコメントを紹介している。
「まるで巡航ミサイルのようだ。とんでもない馬鹿げた打球だった」
「6番・サード」でスタメン出場したマックス・マンシーも「人生で見た中で最も遠くへ飛んだトップスピンの打球だった。トップスピンで、アッパーデッキまでボールを運ぶのは、かなり印象的だ。もし彼がバックスピンで打っていたが、間違いなくスタジアムから場外に飛び出ていたと思う」と語り、大谷に衝撃の一打を称えた。
 ボールを潰すようにしてコンタクトするトップスピンの打球だったというのである。
 ESPNによるとロバーツ監督も驚きを隠さなかったという。
「あんな打球を打つことができる選手は数えるほどしかいない。セカンドデッキにまで到達したのは、トップスピンのライナーだった。それができる人はあまりいない。まるで稲妻だった。彼がバットを振ってコンタクトすれば試合の流れを変えることができる」
 絶賛に次絶賛である。
 日本時間24日の時点で大谷は打率.364、36安打、11二塁打、OPS1.107、67塁打、長打率.677の6部門でリーグトップに立っている。6本塁打は4位タイの数字である。大谷は24日(日本時間25日)のナショナルズ戦で「2番・DH」でスタメンに名を連ねた。

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