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大谷翔平がトロントにある「ホッケー殿堂博物館」の出入り禁止リストに(写真はロサンゼルスタイムズ紙のジャック・ハリス記者のXより引用)
大谷翔平がトロントにある「ホッケー殿堂博物館」の出入り禁止リストに(写真はロサンゼルスタイムズ紙のジャック・ハリス記者のXより引用)

そこまでショウヘイが憎い?トロントの「ホッケー殿堂博物館」がブ軍と契約しなかった大谷翔平を「出入り禁止」リストに載せる

 昨年12月。大谷のFA交渉が大詰めを迎えていた際に、本命視されていたドジャース情報に詳しいサイト「ドジャースネーション」によって「大谷がブルージェイズと契約する」との情報が報じられ、敏腕記者として知られるジョン・モロシ氏が「トロント行きの飛行機に乗った」との怪情報を伝えたことで、一部のファンはカリフォルニアからトロントへ飛ぶプライベートジェット機があることを発見。その飛行経路をネット上で追跡する騒ぎとなった。ブルージェイズに所属している菊池が大谷の入団を祝うためにトロントの寿司店を貸し切り、50人前の寿司を予約したとの怪情報まで流れた。
 実際、ジョン・シュナイダー監督らは、フロリダの施設で大谷と面談していたため、ブルージェイズファンの期待は高まったが、翌日に大谷は、自身のインスタで、ドジャースと10年7億ドル(約1085億円)で契約を結んだことを発表した。それだけに地元ファンの落胆は激しく、今回の大谷のトロント登場に大ブーイングを浴びせかけた。
 ドジャース専門メディアの「ドジャース・ウェイ」も、この「大谷がホッケー殿堂博物館から出入り禁止」の投稿を取り上げ、「トロント行きの飛行機に乗ったという誤報は、大谷のせいではなく、すべての状況は本当に恥ずかしいジャーナリズムの不正行為の結果だったが、それでもブルージェイズのファンは、ロジャーズ・センターでの彼の最初の試合でブーイングの雨を降らせることを止めなかったし、彼がホッケー殿堂の施設から出入り禁止措置を受けることを止めなかった」と報じた。
 そして同メディアは「大谷は(ブーイングに)第1打席で本塁打を放つという唯一の方法で応えた。50本塁打を打つペースの大谷にブーイングするつもりなら、噛まれても文句は言えない」と皮肉を交えて記事をまとめている。
 大谷もブーイングに関して、「僕がブルージェイズのファンだったら普通にブーイングすると思います。それは野球の一環ですし、ファンの人たちが楽しいのが一番。気にしてもらえるだけ、選手にとってはいいんじゃないかな」と語っており、ホッケー殿堂博物館の出入り禁止を不愉快に思うこともないだろう。
 ドジャースは移動日無しでのロードが続き29日(日本時間30日)からダイヤモンドバックスとの3連戦を迎える。日本時間2日の第3戦には山本由伸が先発予定だ。

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